言語処理学会ニュースレター

Vol. 16 No. 3 (2009年10月30日発行)

目次

□言語処理学会第16回年次大会(NLP2010)開催案内及び発表募集

言語処理学会第16回年次大会(NLP2010)は,情報処理学会創立50周年記念全国大会と共催で以下の要領で開催いたします.

  • 開催日時: 2010年3月 8日(月)~3月12日(金)
    3月8日(月) チュートリアル
    3月9日(火) 本会議 第1日,情報処理学会との共催イベント
    3月10日(水) 本会議 第2日,総会,招待講演,懇親会
    3月11日(木) 本会議 第3日
    3月12日(金) ワークショップ
  • 会場: 東京大学 本郷キャンパス
    東京都文京区本郷7-3-1 (〒113-8654)
    東京大学本郷キャンパス,交通アクセス
    http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html

    今後のスケジュールは以下の通りです.

    ワークショップテーマ応募締切 2009年11月 4日(水)
    ワークショップテーマ採否通知 2009年11月 6日(金)
    チュートリアルテーマ募集締切 2009年10月19日(月)すでに終了
    大会発表申込締切 2009年12月18日(金)
    大会発表採否通知 2009年12月28日(月)
    大会発表最終論文の提出期限 2010年 1月12日(火)23:59
    発表申し込み受付開始 2009年11月24日(火)頃を予定

言語処理学会第16回年次大会(NLP2010)Webサイトは以下のURLで開設されております.発表申し込みは以下のサイトから行なっていただく予定です.

★★★ http://nlp2009.anlp.jp/ ★★★
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開催時期が例年よりも早いため,例年より発表申込締切,最終論文提出期限もは
やまっております.ご注意下さい.
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なお,後述いたしますように,本大会は情報処理学会創立50周年記念全国大会
と共催となり,共通のイベントも予定されておりますが,発表申し込みの受付,
プログラム作成はそれぞれの学会で独立に行ないます.特に言語処理学会では,
ほぼ例年の受付方法,プログラムを踏襲いたします.
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本年次大会は,情報処理学会との共催となり,言語処理学会のアクティビティを
専門外の方々に知らしめるチャンスであります.ただ,結果として例年より非会
員による発表申し込みが増加することがあり得ます.例年よりは多めの発表が可
能になるよう,会場等を手配しておりますが,極端な場合にはすべての発表申し
込みに発表時間を割り当てることが出来なくなる可能性があります.そうした場
合,申し込みが遅い発表は,ご希望の発表形式以外で発表していただく,あるい
は,発表が出来なくなることもあり得ますが,ご了承ください.
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  • 大会発表募集

    例年通り,自然言語に関する理論から応用まで幅広い研究発表を募集します.とくに,言語学,教育学,心理学など,日頃「言語処理」とは縁が薄いと感じておられる人文系の研究者の方々からの積極的な発表を期待しています.また,情報処理学会全国大会との共催となることから,言語処理の研究コミュニティー以外にアピールすることを狙った言語関連の研究発表,さらには,Web等のビジネス的側面を重視した発表も期待しております.

    従来通り,研究発表の形態は口頭発表(質疑応答も含めて20分間程度を予定)とポスター発表のいずれかです.特に,人文系と理工系とのより密接な交流を図るには,多くの場合,ポスター発表が適しています.さまざまな分野の研究者との深い議論を期待される方は,是非ポスター発表への申込をお願いします.口頭発表とポスター発表は時間帯を分け,両者が重ならないよう考慮する予定です.両種の発表とも,予稿集には最大4頁の論文を掲載する予定です.

    また,今大会でも言語処理関連分野内にある人文系,理工系,アカデミア,ビジネスなどのコミュニティーを超えた議論を奨励するために,以下の分野横断的テーマセッションを口頭発表の中に設けます.又,テーマセッションでは,セッションの最後に総合討論の時間を取り,参加者の間でより活発な討論ができるような場を持ちたいと考えています.上記のテーマに関連する研究は,人文系・理工系の別を問わず,ぜひテーマセッション希望と指定してお申し込みください.(趣旨は下記参照)

    • テーマセッション1: 「言語表現」と「言語」のあいだ
    • テーマセッション2: 協調的な自然言語処理
    • テーマセッション3: 自然言語処理の先進的応用

    参加費や予稿集の取り扱いに関しても,決定次第,追ってアナウンスをさせていただきます.

    より詳細な点については以下をご覧ください.

  • 予稿集について

    本大会では,予稿集はCD-ROMで配布いたします.希望者には,印刷本予稿集も配布致しますが,事前予約に限ります.また,その場合,印刷費として,(実費に近い)別途料金を申し受けますので,あらかじめご了承ください.

  • 招待講演については,次回のニュースレターでご案内する予定です.
  • 大会発表申込先

    発表申込は,下記のWebサイトにて受け付けます.

    http://nlp2010.anlp.jp/

    申込の受付は,2009年11月24日(火)頃に開始する予定です.なお,Web経由での申込が不可能である場合には,下記までご連絡ください.

    藤田 篤
    公立はこだて未来大学 システム情報科学部
    〒041-8655 北海道函館市亀田中野町116番地2
    E-mail: nlp10-inquiry(at)yans.anlp.jp
  • 発表申込要項
    1. 発表者または連名者の中に言語処理学会正会員または学生会員(入会希望でも可)が含まれていることが必要です.どなたも会員でない場合には,「入会希望」としてお申し込みいただき,発表時までにどなたかが入会手続きをしていただくようにお願いいたします.
    2. 口頭発表・ポスター発表の「該当分野」として,以下の項目(小項目)から,関係の深い順に3項目選択してください.例えば,「語彙・辞書」であれば「B-1」と指定してください.なお,テーマセッションを希望する場合には指定する必要はございません.
      1. 言語学・言語分析
        (1) 音声・音韻 (2) 語彙・形態論 (3) 統語論 (4) 意味論 (5) 語用論 (6) 計量・コーパス言語学 (7) 心理言語学 (8) 認知言語学 (9) 社会言語学 (10) 対照言語学
      2. 基盤技術・言語資源
        (1)語彙・辞書 (2)形態素解析 (3)構文解析 (4)意味解析 (5)固有表現解析 (6)評判・感情解析 (7)生成 (8)文脈処理 (9)言語資源・コーパス (10)言い換え (11)知識獲得 (12)文書分類
      3. 応用技術
        (1)機械翻訳 (2)情報検索 (3)対話 (4)要約 (5)情報抽出 (6)質問応答 (7)Web応用 (8)テキスト・データマイニング (9)音声言語処理 (10)教育応用
      4. その他 (     )
  • 発表申込/原稿提出時の注意
    1. 発表申込時の記入事項によりプログラムを作成しますので,申込後の題目,著者の変更はできません.
    2. プログラム確定後(採録が通知された後)の発表のキャンセルはできません.
    3. 本年度より,論文等の著作権処理を明示的に行ないます.詳細は以下をご覧ください.

      本学会に投稿される論文等(投稿される論文,予稿,チュートリアル資料,ワークショップ論文等を含む)の著作権は,本学会に最初に原稿が投稿された時点から原則として本学会に帰属します.

      • 執筆に際しての注意事項

        執筆に当っては,他人の著作権を侵害しないよう,次の点に十分留意してください.

        • 他人の著作権の侵害,名誉毀損の問題を生じないように配慮する.
        • 公表された著作物を引用するときには,必ず出典などを明示する.
        • 万一,執筆内容が第三者の著作権を侵害するなどの指摘がなされ,第三者に損害を与えた場合,執筆者がその責を負う.
      • 著作権および電子媒体による論文の公開

        著作権は原則として本学会に帰属するものとします.著作権が所属機関にある場合などで,本学会に帰属することが困難な場合は申し出により協議します.nlp10-inquiry (at) yans.anlp.jp までお申し出ください.なお,本学会は,掲載論文が広く学術研究に利用できるよう,電子的な論文データベース等のサービスに提供することがあります.今回第16回大会では情報処理学会との共催であることから共通の論文集などの印刷媒体,また計算機ネットワーク,CD-ROMなど電子媒体で情報処理学会から論文が公開されることがあります.

        掲載論文の著者が当該論文を電子化し,計算機ネットワーク,CD-ROMなどの電子媒体を用いて,当該論文を第三者に公開する場合,当該論文が所載されている「年次大会チュートリアル資料」,「年次大会発表論文集」,「年次大会ワークショップ論文集」の書誌情報を明記して,第三者に明瞭に分かるようにしなければなりません.

      上記の「執筆に際しての注意事項」ならびに「著作権および電子媒体による論文の公開」に同意頂いた上で講演申し込み,原稿をご投稿ください.本会議の場合は,Webサーバ上での原稿送信の際に「著作権譲渡に同意します」ボタンを押さないと送信することはできません.「著作権譲渡に同意します」ボタンを押すことでご同意いただいたものとさせて頂きます.

      また,チュートリアルの原稿は担当委員にご投稿いただいた段階で,ワークショップの原稿はワークショップオーガナイザにご投稿いただいた段階でご同意いただいたものとさせて頂きます.

    4. 原稿はPDFファイルで提出していただきます(どうしてもPDFファイルでの提出が不可能な方は別途対応いたします).具体的な提出方法は採録を通知する際にお知らせいたします.
    5. PDFファイルのフォーマットが適切でない場合には,予稿集に掲載できない場合があります. 発表の採録通知,論文投稿Webサイトにあります原稿作成時の注意をよく読んで原稿を作成してください.
    6. テーマセッション(上記参照)での発表を希望される場合は,申込時に明示的にご指定ください.
    7. テーマセッション・ポスター・口頭発表の区分については,プログラム委員会の判断,会場の事情などにより変更させて頂くことがありますので,あらかじめご了承ください.
    8. 予稿集に原稿が掲載されない場合は発表できません.締切りまでに原稿が提出されない場合はプログラム委員会の判断により発表を取り消しさせていただくこともあります.
    9. ”No show”に関する注意.これまでの大会で,「事前の連絡なく口頭発表に現れなかった」,「ポスターを貼ってあるだけで説明員がまったくいなかった」などの,いわゆる”No show”に関する苦情が寄せられています.このようなことが多発しますと学会としてもペナルティの導入などを検討せざるを得なくなります.他の参加者の迷惑にならないよう,みなさんの責任ある参加をお願いします.

    ※ 参加登録,参加費支払いなどについては決定次第ご連絡いたしますので,しばらくお待ちください.
  • テーマセッション趣旨
    • テーマセッション1: 「言語表現」と「言語」のあいだ

      言語学でも自然言語処理でも,多くの場合,例えば日本語というまとまりの存在を自明のものとみなしていますが,よく考えてみるとこれはとても不思議なことです.例えば「日本語の母語話者」と言われるグループの中でも,誰一人同じ言葉を話している人はいませんし,それに対応して,おそらく「日本語」として実際に想定する範囲,「日本語」として潜在的に操作可能な範囲も,誰一人同じではないでしょう.実際,観察可能なかたちで存在するのは,そうした個々人の言語表現の集積に過ぎないにもかかわらず,どうしてそれを集めた「コーパス」が抽象的な「日本語」なるものの一つのサンプルと言えるのか,そのような「コーパス」から学習させた言語のモデルは,例えば「平均人」なるものの不在とアナロジカルに考えるならば,一体,「何の」モデルなのか,立ち戻って個別の言語表現----それらは個々人のものであり「日本語」なる抽象体に還元できないかも知れないにもかかわらず----を「日本語」のモデルに基づいて処理することは何を意味し,どこまで可能なのか.言語処理応用が根づき,実社会での言語表現を前にした課題への取り組みが展開している現在,こうした視点から言語処理を考える必要が大きくなっています.本テーマセッションでは,個別的な「言語表現」と抽象的な「言語」の差異を意識した研究,既往の手法をこの点から再検討した研究を募集します.

      具体的には,例えば,

      • 与えられた言語表現の位置づけをめぐる言語哲学的・歴史哲学的考察
      • 人間の知的な言語活動における個別性の位置づけをめぐる社会言語学的研究
      • 「与えられたテクストおよびそれに類するもの」ではなく「与えられたテクストそしてそれ以外ではないもの」を対象としたIRやWebの応用研究
      • アダプティヴ・ラーニングと言語表現の個別性
      • 言語表現のインスタンス生成をめぐる技術的な研究
      などがあげられますが,もちろん,これにとどまらず,野心的な研究を広く募集します.

      言語表現の個別性と言語の一般性,言語表現の歴史的一回性と言語処理が必然的に要請する一般化との関係などをめぐり,具体的な研究をもとに議論することに主眼を置いたセッションです.

    • テーマセッション2: 協調的な自然言語処理

      インターネットの世界的な展開により,様々な場で協調的処理やコミュニケーションが発生しています.本テーマセッションでは,人間と機械の協調による知的言語処理の高度化,crowdsourcingに基づく言語処理,人間間の協調を促す言語処理,言語処理の協働的高度化を促す人間の位置付けなど,広い意味での「協調」をテーマにした研究発表を募集します.

      例えば,

      • 対訳リソースの協調的収集と利用手法
      • タグクラウドを利用した情報処理手法
      • ディスカッション等の意見の集約手法
      などがあげられますが,これに限らず多様な協調的言語処理の発表を集めることで,協調的言語処理の全体像を共有することを目指します.
    • テーマセッション3: 自然言語処理の先進的応用

      近年,NLP技術はWebやIRなど様々な場で応用されていますが,強いて挑発的に言うならば,それらの多くが,言語処理の先端が----「知的」な言語処理を含め----前面に出たものではなく,むしろ基盤的な処理として使われているものです.本テーマセッションでは,NLPのNLPならではの,夢のある先端的な応用に関する/を目指す研究を募集します.

      例えば,

      • 知的言語教育支援
      • 高度な自然言語処理によるインタフェースで実際に使われているもの
      • 人間が行っている既往の場に取って代わる程度に高度化した翻訳や要約作成
      などですが,これに限らず関連研究を広く求めます.
  • 委員一覧
    • 大会委員
      委員長 村上 仁一 (鳥取大)
      委員 黒橋 禎夫 (京大)
      鳥澤 健太郎 (NICT)
      宮尾 祐介 (東大)
      柏野 和佳子 (国語研)
    • 大会プログラム委員会
      委員長 鳥澤 健太郎 (NICT)
      委員 影浦 峡 (東大)
      風間 淳一 (NICT)
      木村 俊也 (ミクシィ)
      颯々野 学 (ヤフー)
      新里 圭司 (京大)
      竹内 孔一 (岡大)
      田中 久美子 (東大)
      鶴岡 慶雅 (JAIST)
      中川 哲治 (NICT)
      二宮 崇 (東大)
      橋本 力 (NICT)
      藤田 篤 (公立はこだて未来大)
      渡辺 日出雄 (日本IBM)
    • 大会実行委員会
      委員長 宮尾 祐介 (東大)
      委員 荒牧 英治 (東大)
      岡崎 直観 (東大)
      清水 伸幸 (東大)
      松崎 拓也 (東大)
      吉田 稔 (東大)
  • 問い合わせ先

    お問い合わせは次のメールアドレスにおねがいいたします.

    nlp10-inquiry(at)yans.anlp.jp




□言語処理学会第16回年次大会併設ワークショップテーマの募集

言語処理学会第16回年次大会に併設のワークショップを2010年3月12日(金)に開催いたします.言語処理全般にわたる本大会は,言語処理の全体像を把握するには好都合ですが,一方で議論を深められないきらいがあります.本ワークショップはこの点を補完するものです.場所は本大会と同じく東京大学です.

ワークショップのテーマを募集いたしますので,提案される方は,提案内容を下記応募フォーマットの要領で作成の上,ご応募ください.

  • 応募・開催スケジュール
    募集の締め切り 2009年11月 4日(水)
    テーマ採否通知 2009年11月 6日(金)
    開催日 2010年 3月12日(金)

  • 会場
    東京大学
  • 参加費
    未定(参加募集時に発表予定)
  • 応募先・問い合わせ先
    〒113-0033
    東京都文京区本郷7-3-1
    東京大学大学院教育学研究科 生涯学習基盤経営コース
    影浦 峡
    E-mail: nlpio_ws (at) p.u-tokyo.ac.jp
    Fax: 03-5841-3917 (影浦宛明記のこと)


  • 応募フォーマット
    ワークショップの名称:
    開催の主旨(300字程度):
    提案者(複数可): 氏名,所属
    連絡先:氏名,所属,住所,電話番号,FAX番号,メールアドレス
    発表件数の見込み:
    参加人数の見込み:



□「自然言語処理」電子アーカイブ化に伴う「巻頭言」の著作権委譲に関する告知(お願い)

会員ならびに著者各位

言語処理学会(以下「本会」という)は,1994年の創刊以来,学会誌「自然言語処理」(以下「本誌」という)を刊行して参りました.15年の長きに渡り本誌を刊行できましたことは,ひとえに会員各位のご支援,ご協力の賜物と深く感謝申し上げます.

此の度,本会は科学技術振興機構の電子アーカイブ対象選定委員会によって,本会の本誌が創刊号以降,2007年度発行までの全巻全号を電子化してアーカイブされる対象誌として選定されました.この電子アーカイブとは,誌面を電子データ化し,同機構インターネットウェブサイト上で公開することをいいます.これにあたっては,電子化された論文はすべてが同機構のサーバに保存されるため,著作権が本会に帰属していることが条件となります.本誌の電子アーカイブ化にあたっては,著作権法により,掲載された論文などの著者からその著作権(複製権,公衆送信権を含む)の許諾又は譲渡を必要とします.本誌の投稿規定に論文などの著作権が本会に帰属することが定められておりますが,巻頭言については,著作権の委譲が明確にされていない状態となっておりました.

これらの事情から本電子アーカイブ化を進めるにあたり,創刊号以来の巻頭言についても著作権は本会に帰属して戴く事と致したく,本来であれば著者の皆様お一人づつに「著作権の許諾手続き」を行うべきではございますが,当該公告を以って著作権の譲渡をお願い申し上げる次第です.

万一,この件に関しましてご了承戴けない場合,あるいはご不審の点がある場合は,2010 年1月31日までに本会事務局に文書または電子メールでお申し出下さい.本会は,このお知らせが著者の皆様の目に触れることを前提としておりますが,何らかの事情でこの件をお知りになる機会がなかった場合には,期限を過ぎましても,あらためて個別にご相談させていただく所存です.なお,お申し出のない場合には,ご了承戴けたものとし,電子アーカイブとして公開する時期が参りました段階で,論文を掲載させて戴きたいと存じますが,公開後の会員ならびに著者の皆様からの記事取り下げ要求に際しても柔軟に対応させて戴きます.




□言語処理学会年次大会における発表申込情報の提供に関する告知(お願い)

会員ならびに年次大会発表者各位

言語処理学会では、(社)電子情報技術産業協会 知識情報処理技術専門委員会言語資源分科会(以下、JEITA言語資源分科会)からの以下の要請に応え、言語処理学会年次大会における発表申込情報(タイトル、著者、講演番号、該当分野)をJEITA言語資源分科会に提供することにいたしました。万一、この件に関しましてご了承戴けない場合、あるいはご不審の点がある場合は、2009年12月31日までにJEITA言語資源分科会の対応窓口(jeita-LR-survey@nlp-mail.jaist.ac.jp)まで電子メールでお申し出下さい。本会は、このお知らせが著者の皆様の目に触れることを前提としておりますが、何らかの事情でこの件をお知りになる機会がなかった場合には、期限を過ぎましても、JEITA言語資源分科会は柔軟に対応するとのことです。

【JEITA言語資源分科会からの要請】
JEITA言語資源分科会では,言語資源の利用と研究分野の関連性を調査することを計画しています.これは,どの研究分野でどのような言語資源が利用されているかを調査することを目的としており,将来的には各研究分野でニーズの大きい言語資源の発掘・開発にもつなげたいと考えております.

現在想定している調査方法を簡単にご説明いたします.言語処理学会年次大会で発表された論文を対象に,著者が発表申込時に入力する研究分野の情報と,論文から自動抽出した言語資源名の情報を照合します.得られたデータをもとに,特定の研究分野においてよく使用される言語資源や言語資源の使用件数の経年変化などを分析する予定です.

つきましては,言語処理学会年次大会における発表申込の情報をご提供いただきますようお願い申し上げます.発表申込情報うち,調査に使用するのはタイトル,著者,講演番号,該当分野(第1から第3まで)のみであり,住所などの個人情報は必要としておりません.また,調査の結果につきましては,JEITAによる調査研究報告書,JEITA言語資源分科会で運営しているウェブサイト『言語情報処理ポータル(http://nlp.kuee.kyoto-u.ac.jp/NLP_Portal/)』,言語処理学会年次大会における論文発表などの場で公開する予定です.




  • 学会に関する問い合わせ先
  • 中西印刷株式会社 東京事務所内 言語処理学会事務局
    Tel. 03-3816-0738
    Fax. 03-3816-0766
    〒113-0033 東京都文京区本郷5-29-12-906
    e-mail nlp@nacos.com

  • ニュースレター担当(馬青)
  • 龍谷大学理工学部
    Tel. 077-543-7505
    Fax. 077-543-7524
    〒520-2194 滋賀県大津市瀬田大江町横谷1-5
    e-mail qma@math.ryukoku.ac.jp