言語処理学会ニュースレター

Vol. 22 No. 1 (2015年2月24日発行)

目次

言語処理学会第21回年次大会(NLP2015)開催案内
言語処理学会第21回年次大会 ワークショップ
言語処理学会第21回年次大会 スポンサーの募集
第21回通常総会開催案内
「自然言語処理」特集号 論文募集 (再掲)
Coling 2016開催のお知らせ

□言語処理学会第21回年次大会(NLP2015)開催案内

言語処理学会第21回年次大会(NLP2015)を京都大学において以下の要領により開催いたします.本大会は京都大学大学院情報学研究科との共催で開催されます.また,情報処理学会全国大会と同時開催です.

◯ 大会Webサイト

大会Webサイトは以下のURLにて開設しています.順次,情報をアップデートいたしますので,こちらもご覧ください.
http://www.anlp.jp/nlp2015/

◯ 開催日時

 2014年3月16日(月)- 3月21日(金)
    3月16日(月) チュートリアル/ワークショップ(関西機械翻訳勉強会)
    3月17日(火) 本会議第1日
    3月18日(水) 本会議第2日
    3月19日(木) 本会議第3日
    3月20日(金) ワークショップ(自然言語処理におけるエラー分析)
    3月21日(土) ワークショップ(自然言語処理におけるエラー分析)


◯ 会場

 会場: 京都大学 吉田キャンパス
 所在地:〒606-8501 京都市左京区吉田本町

 アクセスは次のウェブページをご覧下さい.
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/


◯ 今後のスケジュール

 予稿集Web公開 2015年 3月9日(月)

☆招待講演

次の方々をお招きし,ご講演いただく予定です.内容の詳細は下記をご参照ください.
 http://www.anlp.jp/nlp2015/#invite


招待講演1: 2015年3月17日(火) 9:30-10:30
「Yahoo! JAPANにおけるビッグデータの活用とその舞台裏」
安宅 和人 氏(ヤフー株式会社)
概要:http://www.anlp.jp/nlp2015/NLP2015_invAtaka.pdf
略歴:
ヤフー株式会社チーフストラテジーオフィサー.データサイエンティスト協会理事.応用統計学会理事.東京大学大学院生物化学専攻にて修士課程修了後,マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社.4年半の勤務後,イェール大学脳神経化学プログラムに入学.2001年春,学位(Ph.D.)取得.ポスドクを経て2001年末,マッキンゼー復帰に伴い帰国.マーケティング研究グループのアジア太平洋地域における中心メンバーの一人として,飲料・小売り・ハイテクなど幅広い分野におけるブランド立て直し,商品・事業開発に関わる.2008年9月ヤフー株式会社へ移り,COO室長,事業戦略統括本部長を経て2012年7月より現職.幅広い事業戦略課題の解決,大型提携案件の推進に加え,市場インサイト部門,Yahoo! JAPANビッグデータレポート,ビッグデータ戦略などを担当.著書に『イシューからはじめよ』(英治出版)がある.


招待講演2: 2015年3月19日(木) 13:30-14:30
「脳の言語処理」
酒井 邦嘉 氏(東京大学)
概要:http://www.anlp.jp/nlp2015/NLP2015_invSakai.pdf
略歴:
1992年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了,理学博士.1992年東京大学医学部 助手,1996年マサチューセッツ工科大学 客員研究員,1997年東京大学大学院総合文化研究科 助教授・准教授を経て,2012年より同教授.専門は「言語脳科学」.著書に『言語の脳科学』『科学者という仕事』(中公新書),『脳の言語地図』(明治書院),『脳を創る読書』(実業之日本社),『芸術を創る脳』(編者、東京大学出版会)などがある.


☆ チュートリアル

2015年3月16日(月)に,次の方々をお招きし,チュートリアルを頂戴する予定です.

講演者:杉山 将 先生 (東京大学):10:30-12:10 3号館講義室N2
題目:密度比推定に基づく汎用的な機械学習技術
概要:
産業界や基礎科学の様々な分野において,大量のデータから新たな価値を創造する機械学習技術の重要性が増している.しかし,解析すべきデータの量・次元・複雑さが爆発的に増加しているため,データ解析手法の研究・開発が社会的なニーズに追いつかなくなりつつある.また,最先端のデータ解析アルゴリズムは極めて高度な確率論・統計学・最適化理論等を駆使して設計されているため,技術修得が著しく困難であるという問題もある.そこで我々は,「密度比推定」に基づく簡便かつ汎用的な機械学習の枠組みを提案してきた.本チュートリアルでは,この枠組の全体像を紹介すると共に,様々な応用例と最新の研究成果についても述べる.
参考文献:
 http://www.ms.k.u-tokyo.ac.jp/2014/IEICE-DensityRatioReview-jp.pdf
 http://www.ms.k.u-tokyo.ac.jp/2014/NonstationarityReview-jp.pdf
 http://www.ms.k.u-tokyo.ac.jp/2013/DivergenceReview-jp.pdf
 http://www.ms.k.u-tokyo.ac.jp/2015/JRSJ-jp.pdf


講演者:田 然 先生 (東北大学):10:30-12:10 電気総合館大講義室
題目:自然言語を意味表現に変換する手法と展望
概要:
言葉の「意味」は,実世界との対応として捉えることができる.一方,実世界をコンピュータ上で取り扱うための知識表現は人工知能の分野で古くから研究され,自然言語をこのような知識表現に変換することは,コンピュータに自然言語を「理解」させる自然言語処理の当然の目標であろう.『AI Magazine』に掲載された1993年の論文『What is a Knowledge Representation?』には,知識表現を1)実世界の代用物;2)実世界にある概念の部分集合;3)インテリジェントな推論に関する断片的理論;4)効率的な計算を行うための媒介;5)人間が世界を表現する媒介物;として定義している.そして,この五つの側面すべてが重要である.本チュートリアルは,自然言語処理の分野で「Semantic Parsing」に関連する最近のいくつかの研究を紹介し,機械学習の手法はエッセンスにとどまりつつ,これらの研究で使われた意味表現を,実世界を表す知識表現として理解し,独自の観点を交えながら議論して行きたい.


講演者:藤波 進 様 (株式会社サイバー創研): 13:20-15:00 3号館講義室N2
題目:言語データベースの制作公開と著作権
概要:
言語データベース(以下,言語DB)は,著作物他の情報から言語や音を複製または変形して制作されることから,他者の著作権他を侵害することがある.本講では,複製翻案などの使用許諾を得ずに著作物等を使用して制作する言語DBについて,法制度的常識と自然科学的常識の差異に留意しつつ,自由使用できる@著作物他の範囲A複製翻案等の著作権の内容と限界B自由利用の可否判断,を説明する.更に,制作した言語DBのC公開D同公開に付随した原テキストの公開,に係わる留意事項を概説する.加えて,適法に制作されたDBであっても公開の態様によりE公開者の不法行為責任を問われた判例があり,これを説明する.最後にF不注意や過失による著作権侵害や不法行為で生じる刑事責任や民事責任を回避する措置等について,責任発生要件他を示しつつ,説明する.


講演者:Graham Neubig 先生 (奈良先端技術科学大学): 13:20-15:00 電気総合館大講義室
題目:国際会議論文の読み方・書き方
概要:
自分の研究を世界中に広く発信したい!海外に行って世界中の研究者と交流したい!研究者としての業績を増やしたい!国際会議の論文を書くモチベーションは様々であるが,言語処理のトップ国際会議論文に採録されるのは決して簡単ではない.また,同じ研究内容でも書き方によって評価が大きく変わり,評価される文章を書くには技術やノウハウが必要である.本チュートリアルでは,論文の評価項目である「明瞭性」「新規性」「意味のある比較」「正確性」「影響力」「再現性」に着目し,それぞれの項目で高く評価されるためのサーベイ力,実験デザイン,文章・構成力,結果の見せ方について,過去の論文からの実例や統計を参考にしながら紹介する.


☆ 参加登録

 ◆参加費
  会員種別,申込時期によって,以下の参加費をいただきます.
  【事前登録は2/18に締め切りました】

   一般会員:事前登録4,000円(不課税),当日受付6,000円(不課税)
   学生会員:事前登録2,000円(不課税),当日受付3,000円(不課税)
   賛助会員:事前登録4,000円(不課税)
   非会員:事前登録8,000円(税込),当日受付10,000円(税込)
   非会員(学生):事前登録4,000円(税込),当日受付6,000円(税込)
 
 ・チュートリアル,ワークショップの参加は,本会議参加費に含まれます.
 ・チュートリアルまたはワークショップのみ参加・聴講する場合も,本会議参加費が必要です.
 ・賛助会員価格(割引)は,事前登録のみ設定します.当日受付の場合は,非会員扱いとします.


☆ 予稿集

本大会では,大会の1週間前(2015年3月9日(月)の予定)に予稿集をWeb上で公開する予定です.CD-ROMは作成しませんのであらかじめ予稿集をダウンロードして大会にいらっしゃるようお願いします.ダウンロード・サイトの情報については参加申し込みをいただいた時にお知らせします.印刷製本版の予稿集も作成いたしませんのでご注意ください.


☆ 懇親会
 日時:3月18日(水)19:00-(セッション終了30分後に開始)
 会場:京都大学北部生協会館2階多目的ホール
 形式:立食
 参加費
【懇親会は事前参加登録において定員に達しましたので,申し込みを締め切りました】

  一般会員:6,000円(税込)
  学生会員:4,000円(税込)
  賛助会員:6,000円(税込)
  非会員:6,000円(税込)
  非会員(学生):4,000円(税込)


◯ 委員一覧

大会実行委員会
委員長 菊井 玄一郎 (岡山県立大)
委員 赤峯 享 (NEC)
加藤 恒昭 (東大)
河原 大輔 (京大/JST)
関根 聡 (NYU)
森 辰則 (横浜国大)

大会プログラム委員会
委員長 加藤 恒昭 (東大)
副委員長 森 辰則 (横浜国大)
委員 阿辺川 武 (NII)
石川 開 (NEC)
内田 ゆず (北海学園大)
海野 裕也 (PFI)
金山 博 (日本IBM)
小林 一郎 (お茶大)
小林 のぞみ (NTT)
小町 守 (首都大)
佐々木 稔 (茨城大)
佐々木 裕 (豊田工業大)
渋木 英潔 (横浜国大)
嶋田 和孝 (九工大)
高橋 哲朗 (富士通)
難波 英嗣 (広島市大)
橋本 泰一 (LINE)
平尾 努 (NTT)
船越 孝太郎 (HRI)
増市 博 富士ゼロックス)
吉田 光男 (豊橋技科大)
吉田 稔 (徳島大)
アドバイザ 奥村 学 (東工大)

大会実施委員会
委員長 河原 大輔 (京大/JST)
委員 荒牧 英治 (京大/JST
金丸 敏幸 (京大)
中澤 敏明 (JST/京大)
林部 祐太 (京大)
宮部 真衣 (京大)
森 信介 (京大)
森田 一 (京大)

◯ 問い合わせ先

お問い合わせは次のメールアドレスにお願いいたします.

言語処理学会第21回年次大会 プログラム委員会 委員長 加藤 恒昭
Email: nlp2015-inquiry (at) anlp.jp

□言語処理学会第21回年次大会 ワークショップ

今回,興味深いテーマのワークショップが2件開催されることになりました.

◯ ワークショップ1
「自然言語処理におけるエラー分析(兼:Project Next NLP報告会)」

[趣旨]

科学技術が“trial and error”によって進展してきたことは間違いありません.この“trial and error”を科学技術の効率的な発展につなげるためには,偶然の産物を求めた無作為な試行の繰り返しではなく,「errorを深く分析し次の有効なtrialにつなげる」プロセスが重要であると我々は考えています.言語処理技術の各領域においてエラー分析はこれまでも個別の研究の一部として個々の研究者が行ってきていますが,そのほとんどは特定のタスクにおける特定のシステム・手法を対象とするもので,システム・手法に固有の問題が混在した形で課題が明らかにされてきただけでした.

本ワークショップでは,上記の現状と課題を踏まえ,約1年間にわたって総合的なエラー分析を目標に活動してきたProject Next NLPの成果報告を行うとともに,プロジェクト外からの関連研究発表,招待講演,パネルディスカッション,ポスター発表などを行い,自然言語処理全体における課題を明らかにして行きます.


※ 詳細につきましては,次のページをご覧ください.
https://sites.google.com/site/projectnextnlp/ws2015

[提案者]
関根聡(ニューヨーク大学)
乾健太郎(東北大学)
鍜治伸裕(東京大学)
森信介(京都大学)
河原大輔(京都大学)
松林優一郎(東北大学)
岩倉友哉(富士通研究所)
飯田龍(NICT)
藤田篤(NICT)
新納浩幸(茨城大学)
柴田知秀(京都大学)
難波英嗣(広島市立大学)
高村大也(東京工業大学)
平尾努(NTT)
西川仁(NTT)
新里圭司(楽天)
藤井敦(東京工業大学)
乾孝司(筑波大学)
岡崎直観(東北大学)
荒牧英治(京都大学)
宮尾祐介(NII)
横野光(NII)
松崎拓也(名古屋大学)
工藤拓(グーグル)
グラム・ニュービッグ(奈良先端大学院大学)
山本和英(長岡技科大学)
鄭育昌(富士通研)
水本智也(奈良先端大学院大学)
東中竜一郎(NTT)
船越孝太郎(HRI)
賀沢秀人(グーグル)
相澤彰子(情報学研究所)
黒橋禎夫(京都大学)
加藤恒昭(東京大学)
奥村学(東京工業大学)
佐藤理史(名古屋大学)
鈴木久美(マイクロソフト)
神門典子(情報学研究所)
中村哲(奈良先端大学院大学)
酒井哲也(早稲田大学)
徳永健伸(東京工業大学)
佐々木裕(豊田工業大学)
影浦峡(東京大学)

◯ ワークショップ2
「第11回 関西機械翻訳勉強会」

[趣旨]

毎年5回行われている関西機械翻訳勉強会の3月会合を,関西だけでなく,日本全国の研究者が参加できるように言語処理学会と併催で行います.機械翻訳の基礎技術,言語処理に置ける応用先,言語資源,翻訳結果の評価や分析,人間翻訳における機械翻訳の役割など,様々な分野における発表を募集します.


※ 詳細につきましては,次のページをご覧ください.
https://sites.google.com/site/kansaimtlog/11

[提案者]
グラム・ニュービッグ(奈良先端科学技術大学院大学)
中澤敏明(科学技術振興機構)

□言語処理学会第21回年次大会 スポンサーの募集

年次大会では,下記の内容でスポンサー企業,団体を募集いたします.なお,申し込みの締め切りは2月28日となっています.

◆ スポンサーの種類,料金と特典

プラチナ ゴールド シルバー
料金 20万円 10万円 3万円
1) ロゴ
#カンファレンスバッグへのロゴの掲載は締め切りました
2) 広告 2面まで 1面まで 1面まで
#締め切りました
3) 展示 可能 可能
#締め切りました
4) パンフレット 可能 可能 可能
5) ご招待 2名 1名


上記の通り、すでに、いくつかの特典は締め切らせていただいております。
以下をご注意の上お申し込みください。

1)ロゴ
年次大会ホームページへのロゴ掲載をいたします.同じ種類のスポンサー内での表示の順番は,基本的に申し込み順によって決めさせていただきます.ご希望のリンク先へのリンクを張ったロゴを表示します.

カンファレンスバッグへのロゴの掲載は締め切りました.

2)広告
プログラム冊子への広告掲載については締め切りました.

3)展示
展示の申し込みは締め切りました.

4)パンフレット
年次大会の参加者全員に,受付時にご希望のパンフレット,チラシなどを配布します.

5)本会議・懇親会へのご招待
本会議・懇親会に表にある人数だけ無料でご招待いたします.(ただし、発表者の方の本会議への参加費は除きます.)

◆ 応募先・問い合わせ先
言語処理学会第21回年次大会 スポンサー担当
関根聡,小原京子,石川真奈見
Email: nlp2015-sponsor (at) anlp.jp

□第21回通常総会開催案内

第21回通常総会を下記の要領で開催いたします.2014年度論文賞の表彰式も行います.会員の皆様はぜひご参加下さい.


・日時: 2015年3月18日(水) 11:20〜12:20
・会場: 京都大学 吉田キャンパス 電気総合館 大講義室

・総会次第
 1.会長挨拶
 2.2014年度論文賞の表彰
 3.2014年度事業報告
 4.2014年度決算報告、監査報告
 5.2015年度事業計画
 6.2015年度予算案
 7.2015年度評議員構成、役員構成
 8.その他

□「自然言語処理」特集号 論文募集 (再掲)

言語処理学会の論文誌『自然言語処理』では,1年に1号程度の割合で特集号を企画し発刊しています.2015年の特集号は「エラー分析」をテーマに以下の内容の特集号を発刊します.皆様の活発な投稿をお願い致します.

テーマ:エラー分析

<特集の趣旨>

科学技術が“trial and error”によって進展してきたことは間違いありません.この“trial and error”を科学技術の効率的な発展につなげるためには,偶然の産物を求めた無作為な試行の繰り返しではなく,「errorを深く分析し次の有効なtrialにつなげる」プロセスが重要であると我々は考えています.

自然言語処理の技術は様々な応用を目指して進んできました.1960年代には対話技術が,70年代には情報検索技術が,80年代には情報抽出,要約技術が,2000年頃からは質問応答が盛んに研究されています.しかし,こうした応用技術の研究は,精度60〜70%程度の水準までは到達するものの,その後十分な精度向上を見ないまま,次の目新しい応用に関心が移っていくという歴史を繰り返しているように見えます.90年代からの大規模コーパスに基づく経験的手法の登場で新たな展開が生まれ,言語処理技術は統計的手法や機械学習を巻き込みながら大きく発展してきました.しかしながら,60%の精度の先に必要とされているものの正体が明確に見えているとは言いがたい状況です.また,基盤技術においては90%を超える性能を得ているタスクもありますが,人間と同等の精度を制限のない状態で達成することは出来ていません.技術の成熟と普及が進む一方で,わずかな解析誤りでも応用への影響が大きいことから,未解決の問題のより深い理解が求められています.

これらの問題の正体を明らかにするためには,言語処理技術の各領域においてしっかりとしたエラー分析を行い,次に取り組むべき課題を明確にすることが重要だと考えます.エラー分析はこれまでも個別の研究の一部として個々の研究者が行ってきていますが,そのほとんどは特定のタスクにおける特定のシステム・手法を対象とするもので,システム・手法に固有の問題が混在した形で課題が明らかにされてきただけでした.

本論文誌特集号では,以下のように主にエラー分析を通じた自然言語処理の今後の発展に寄与する論文を募集します.

* エラー分析を通じて自然言語処理のタスクにおける重要な課題を明らかにし,将来への方向性を示す研究
* エラー分析を通じて技術間の関連性,依存関係を明らかにする研究
* 複数の領域のエラー分析を行なうことによって自然言語処理全体における課題を明らかにする研究
* 自然言語処理におけるエラー分析の方法論に関する研究
* そもそもエラーを分析するとは何を求めていることなのかという基本的な問いにせまる研究
* エラー分析に限らず自然言語処理のタスクにおいて必要な技術の分析に関する研究

本特集号では技術的な新規性は重視しません.深い分析,しっかりとした議論,方法論の独創性,結果の有用性を重視し,自然言語処理分野の発展に寄与する論文を募集します.

<投稿資格>

どなたでも投稿することができます.論文は,通常号の論文と同様の査読過程を経た上で掲載の是非を決定します.

<投稿の方法ならびに形式>

原稿の準備・投稿
(1) 原稿の体裁・書き方等については,学会誌「自然言語処理」の原稿執筆案内に従ってください.
(2) 本特集号では,論文原稿投稿に先立ち,概要(200字〜300字程度)を電子メールで投稿して下さい.
 締切: 2015年5月11日 23:59
 送付先: 特集号編集事務局 nlp-submit-ea (at) anlp.jp
 電子メールのサブジェクト:【特集号概要】
 必要事項: 著者名,表題,概要(200字〜300字程度),代表著者の氏名・所属・メールアドレス・電話番号
(3) その後,論文原稿を投稿して下さい.
 締切: 2015年5月21日 23:59
 送付先: 特集号編集事務局 nlp-submit-ea (at) anlp.jp
 電子メールのサブジェクト: 【特集号論文】
 必要事項: 著者名,表題,概要(200字〜300字程度),論文原稿(PDF) ,代表著者の氏名・所属・メールアドレス・電話番号

<スケジュール(予定)>

概要投稿締切     2015/05/11(月)
論文投稿締切     2015/05/21(木)
著者照会予定     2015/07/03(金)
著者回答締切     2015/08/06(木)
採録通知予定     2015/09/17(木)
論文掲載予定     2015年12月号(12/15)

<編集委員長>
 関根聡   ニューヨーク大学
 乾健太郎  東北大学
<編集委員>
 賀沢秀人  グーグル
 相澤彰子  情報学研究所
 黒橋禎夫  京都大学
 加藤恒昭  東京大学
 奥村学   東京工業大学
 佐藤理史  名古屋大学
 鈴木久美  マイクロソフト
 神門典子  情報学研究所
 中村哲   奈良先端大学院大学
 酒井哲也  早稲田大学
 徳永健伸  東京工業大学
 佐々木裕  豊田工業大学
 影浦峡   東京大学

<問い合わせ先>
 言語処理学会「エラー分析」特集号事務局
 nlp-submit-ea (at) anlp.jp

□Coling 2016開催のお知らせ

言語処理学会は,2016年開催のColingの日本招致に成功しました.2016年12月11日から,大阪国際会議場(中之島)で開かれます.1994年以来の久し振りの日本開催ですので,言語処理学会としても是非盛り上げていきたいと考えています.ニュースレター等で,逐次,詳細情報を提供しますので,ご注目ください.


学会に関する問い合わせ先

中西印刷株式会社 言語処理学会事務局
〒602-8048 京都市上京区下立売通小川東入ル
e-mail nlp (at) nacos.com

ニュースレター担当理事
渡辺日出男 (日本IBM株式会社)
e-mail hiwat (at) jp.ibm.com