◯ 大会Webサイト
大会Webサイトは以下のURLにて開設しています.順次,情報をアップデートいたしますので,こちらもご覧ください.
http://www.anlp.jp/nlp2016/
◯ 開催日時
2016年3月 7日(月)〜 3月11日(金)
3月 7日(月) チュートリアル
3月 8日(火) 本会議 第1日
3月 9日(水) 本会議 第2日
3月10日(木) 本会議 第3日
3月11日(金) ワークショップ
◯ 会場
・本会議,チュートリアル
会場: 東北大学 川内北キャンパス
所在地:〒980-8576 仙台市青葉区川内41
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/kawauchi/
地下鉄東西線 川内駅 徒歩1分
・ワークショップ,懇親会
会場: 仙台国際センター
所在地:〒980-0856 仙台市青葉区青葉山無番地
http://www.aobayama.jp/access/
地下鉄東西線 国際センター駅 徒歩1分
◯ 予稿集
本大会では,大会の1週間前(2016年2月29日(月)の予定)に予稿集をWeb上で参加登録者に公開する予定です.CD-ROMは作成しませんのであらかじめ予稿集をダウンロードして大会にいらっしゃるようお願いします.ダウンロード・サイトの情報については参加申し込みをいただいた時にお知らせします.印刷製本版の予稿集も作成いたしませんのでご注意ください.
◯ 今後のスケジュール
予稿集Web公開 2016年 2月29日(月)
◯ チュートリアル
次の方々をお招きし,チュートリアルを頂戴する予定です.
3月7日(月)10:30-12:10 A200教室
講演者:東中竜一郎 氏 (日本電信電話(株)), 船越孝太郎 氏 ((株)ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン)
題目:対話システムの理論と実践
概要:
多くのスマートフォンに音声エージェントが標準で搭載されたり,家庭用の会話ロボットが市販されたりするなど言語を用いて人間とやり取りを行う対話システムが身近になってきている.このようなシステムの実現は長年の対話システムにおける理論的研究や実装の積み重ねによる.本チュートリアルでは対話システムにおける重要な理論を説明し,それらの応用としてこれまでに構築されてきたシステムを紹介する.また,近年のトレンドを取り上げ,対話システム研究における達成点と今後の課題について述べる.本チュートリアルでは,対話システム研究における重要な理論や考え方を参加者と共有することを主な目的とするが,具体例や実装方法についても触れることで,実際に対話システムを作りたい参加者がすぐに実践できるようにすることも目的とする.
3月7日(月)10:30-12:10 C200教室
講演者:村脇有吾 氏 (京都大学)
題目:言語進化史の統計的研究
概要:
諸言語の進化史の解明は歴史言語学的課題だが,ここ15年ほどで,計算機を用いた統計的手法の適用事例が増えてきている.こうした研究の特徴は,分子生物学分野で開発された手法を言語データに適用することによって主要な成果が得られていることである.しかし,講演者の見るところでは,必ずしも生物に対応物が存在しない言語現象がモデル化から取り残される傾向にあり,そこに言語処理研究者の参入の余地がある.本講演の第一の目的は,言語処理コミュニティにおいてこの研究分野の周知を図ることである.生物データ向けに開発されたソフトウェアがそのまま言語データに適用できる事例をいくつか紹介し,特に重要なベイズ系統モデルについては,言語研究の文脈に位置づけつつ解説する.最後に今後の方向性について議論する.
3月7日(月)13:20-15:00 A200教室
講演者:篠田浩一 氏,井上中順 氏 (東京工業大学)
題目:音声・画像・映像処理における深層学習
概要:
近年,マルチメディア情報処理の分野では,深層学習(Deep Learning)が盛んに研究されており,従来のパラダイムに変革を迫っています.深層学習では,メディアの違いによる方式の違いがあまりないことから,複数のメディアを横断したマルチメディア処理の研究が,今後急速に進展するものと予想されます.このチュートリアルでは,主にテキスト処理の研究者を対象として,音声・画像・映像処理における深層学習の最新の研究動向について解説します.まず,これらのメディアにおける最新の方法論について概説した後,そこで用いられているツールやデータベースとそれらの使い方について解説します.これらの分野における深層学習についての基本的な知識と情報源へのポインタを提示し,分野横断的研究へ展開する際の一助となることを目的とします.
3月7日(月)13:20-15:00 C200教室
講演者:浅原正幸 氏 (国立国語研究所)
題目:言語研究のための言語資源整備?凸最適化からの脱却?
概要:
人間文化研究機構国立国語研究所第二期中期計画(2011-2016)におけるコーパス開発センタープロジェクト「日本語記述の緻密化を目指した超大規模コーパスの構築」と基幹型プロジェクト「コーパスアノテーションの基礎研究」の研究成果について紹介する.また,言語学者や国語学者が利用するための言語資源として整備している,「BCCWJ Eyetracking Corpus」や「近代語コーパスに対する統語情報アノテーション」について紹介するとともに,それらの言語資源整備について心がけている点など示す.
◯ 招待講演
次の方々をお招きし,ご講演いただく予定です.
3/8(火) 9:30-10:30 石川ベンジャミン光一 氏(国立がん研究センター)
講演タイトル:「医療分野におけるビッグデータ活用の実態と課題」
概要:医療の分野では1980年代以降に病院の業務を総合的にカバーする情報システムの開発が活発になり、その結果として現実世界での事象を電子的データとして写し取って活用することのできる範囲と粒度は大きな進歩を遂げた。また2000年代以降に入ってからは、施設単位で管理されていたデータを交換・蓄積する方法の整備が進み、大規模な医療データベースの構築とその活用に向けた気運が高まってきている。こうしたデータは医療の学問的・技術的側面における発展と同時に、社会サービスとしての医療の効率・効果と持続可能性を考えるためにも利用されている。中でもDPCデータはデータの内容と規模、収集と活用の容易さから大きな注目を集めており、本講演ではその活用の事例について紹介するとともに、今後の医療分野でのビッグデータ活用の方向性と課題について論じる。
・3/10(木) 10:30-11:30 飯間浩明 氏(国語辞典編纂者)
講演タイトル:「国語辞典編纂者の知らない日本語」
概要:国語辞典編纂者、と自己紹介すると、「どんな日本語でもご存じでしょう」とお愛想を言われることがままある。もちろん、実際には、知っていることばよりも知らないことばのほうがはるかに多い。ところが、知らないことばを辞書の項目に立てることはできない。日本語のすべてを知ることのできない編纂者に、はたして辞書が編めるのか。また、おじさんである編纂者が、若者語やファッション用語を熟知し、説明することができるか。物理学や哲学、さらには言語処理に関する項目を、その道の素人たる人間が執筆していいのか。一般の人が、いや、編纂者自身もが抱くこうした素朴な疑問から説き起こし、辞書編纂とは何かをご一緒に考えたい。
◯ 参加登録
事前参加登録は2月9日で締め切られました.参加をご希望の場合は,当日,会場受付にて参加の登録をお願いします.
◆参加費
会員種別,申込時期によって,以下の参加費をいただきます.
一般会員:7,000円(不課税)
学生会員:4,000円(不課税)
非会員:13,000円(税込)
非会員(学生):7,000円(税込)
・チュートリアル,ワークショップの参加は,本会議参加費に含まれます.
・チュートリアルまたはワークショップのみ参加・聴講する場合も,本会議参加費が必要です.
◯ 懇親会
日時:3月9日(水)18:30-20:30
会場:仙台国際センター
既に定員に達しており,参加申込を締め切らせていただきました.あしからずご了解下さい.
◯ 委員一覧
大会実行委員会
委員長 | 加藤 恒昭 | (東大) |
委員 | 乾 健太郎 | (東北大) |
小原 京子 | (慶應大) | |
菊井 玄一郎 | (岡山県立大) | |
永田 昌明 | (NTT) | |
森 辰則 | (横浜国大) |
大会プログラム委員会
委員長 | 森 辰則 | (横浜国大) |
副委員長 | 相澤 彰子 | (NII) |
委員 | 阿辺川 武 | (NII) |
内山 清子 | (湘南工科大) | |
海野 裕也 | (PFI) | |
大熊 智子 | (富士ゼロックス) | |
狩野 芳伸 | (静岡大) | |
金山 博 | (日本IBM) | |
小林 一郎 | (お茶大) | |
小林 のぞみ | (NTT) | |
佐々木 裕 | (豊田工業大) | |
渋木 英潔 | (横浜国大) | |
高橋 哲朗 | (富士通) | |
難波 英嗣 | (広島市大) | |
西川 仁 | (東工大) | |
橋本 泰一 | (LINE) | |
宮崎 林太郎 | (ヤフー) | |
松吉 俊 | (山梨大) | |
村上 明子 | (日本IBM) | |
村上 浩司 | (楽天技研) | |
横野 光 | (NII) | |
吉田 光男 | (豊橋技科大) | |
渡邉 陽太郎 | (NEC) |
大会実行委員会
委員長 | 乾 健太郎 | (東北大) |
委員 | 井之上 直也 | (東北大) |
岡崎 直観 | (東北大) | |
折田 奈甫 | (東北大) | |
高橋 容市 | (東北大) | |
田 然 | (東北大) | |
成田 順子 | (東北大) | |
福原 裕一 | (東北大) | |
松田 耕史 | (東北大) | |
松林 優一郎 | (東北大) | |
水本 智也 | (東北大) | |
山口 健史 | (東北大) |
◯ 問い合わせ先
お問い合わせは次のメールアドレスにお願いいたします.
言語処理学会第22回年次大会 プログラム委員会
Email: nlp2016-inquiry (at) anlp.jp