大会担当理事・大会委員長 柴田 知秀(大会担当理事・LINEヤフー株式会社)
3月11日(月)-15日(金)に神戸で開催されるNLP2024の開幕まで3週間となりました。神戸国際会議場を現地会場とするハイブリッド形式で開催されます。前回のNLP2023に引き続きハイブリッド形式での開催となり、プログラム委員会・実行委員会が総力を挙げて、議論とコミュニケーションの活性化の試みに挑んでいます。
NLP2024は言語処理学会30周年を記念した大会です。これにちなんで大会のスローガンは「30年のプロンプトから未来を創造する」としました。節目の大会で、これまでの30年の蓄積を振り返り、この30年を「プロンプト」として、未来の自然言語処理を創造する場としたいと考えています.
論文投稿件数は前回大会から20件の増加、事前参加登録数は約200名増の約1,710名、うち現地参加希望は約420名増の約1,460名に達しています。(3月1日(金)に開始される直前登録、および、当日登録で参加者はさらに増加します。) これらの増加は、言うまでもなく、自然言語処理がかつてないほど注目を浴び、新規分野からの参入が見られることによるものだと考えられます。また、現地参加率が増加していることは新型コロナウイルスが落ち着いたことと、前回の沖縄開催で対面交流のよさを再認識された方が多いことからと考えています。
大会Webサイトではプログラムを公開しており、大会参加マニュアル・現地参加者向けサイトも公開・随時更新していきますので、ぜひご一読ください。
会場近くのポートピアホテル内の託児所にて託児室を設置します。申し込み締め切りは2月26日(月)となっております。
今大会では、過去最多のスポンサーの皆様からのご支援を頂いております。スポンサーの皆様には大会委員会一同より厚く御礼申し上げます。一方、申し込み多数のためご希望に添えなかった企業・団体の方がいらっしゃったことを深くお詫び申し上げます。今年度の状況を踏まえ、来年度ではより多くのスポンサーの皆様に満足していただけるよう改善策を検討いたします。
神戸観光局・神戸コンベンションビューローの皆さまには、大会企画の初期の段階から円滑な大会運営を支えていただいておりますこと、感謝申し上げます。
論文数・スポンサー数・参加者数の増加により、昨年よりも考慮すべき事項が増加いたしましたが、プログラム委員、実行委員、渉外担当、大会秘書、さらに業務委託を含めた関係者の皆様の献身的な尽力と知恵により、ボリューム・内容ともに充実した大会プログラムに仕上がりました。
通常セッションのみならず休憩時間や懇親会の場をご活用いただき、ぜひ参加者の皆さまの間に言語処理の議論の花を咲かせてください。
NLP2024に関するリアルタイムな情報発信は公式X(旧Twitter)アカウント(@anlpmeeting)で引き続き行って参ります。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
□NLP2024プログラム編成にあたって
プログラム委員長 高村 大也(産業技術総合研究所)
年次大会がいよいよ来月に迫ってまいりました。今大会では599件の発表があります。過去最多であった前回大会NLP2023の579件をさらに上回る発表件数となりました。自然言語処理分野のさらなる盛り上がりを感じさせます。一般発表に加えて、2件の特別招待講演、4件のチュートリアル、6件のテーマセッション、4件のワークショップを実施します。
開催案内でも述べましたが、NLP2024は言語処理学会30周年を記念した大会であり、「30年のプロンプトから未来を創造する」というスローガンを掲げています。これまでの30年を未来につなげることを意識して、テーマセッションを含む一般発表のプログラム編成、特別招待講演やチュートリアルの企画、大会賞の選考などを進めてきました。以下に今大会の特徴をご紹介いたします。
(1) 口頭発表
口頭発表のプログラムは、テーマセッションを含む合計55セッションからなっており、5つのセッションを並列に実施します。1セッションは5つもしくは6つの発表からなります。また、投稿数が前回同様非常に多かったため、口頭発表については一発表あたりの時間を 20 分から 18 分に短縮することになりました。現地での休憩時間やSlackにて議論を継続いただければと考えております。なお、発表者は、現地もしくはリモートからZoomに繋いで発表いただきます。
(2) ポスター発表
ポスター発表のプログラムは、合計11セッションからなっており、口頭発表と並列に実施します。ポスター発表は、現地発表が中心ですが、オンラインポスターの発表形態も設けています。
(3) 表彰
今大会においても、発表論文を選考し、優秀賞・若手奨励賞、委員特別賞、スポンサー賞(スポンサー団体による選考)を授与します。優秀賞・若手奨励賞と委員特別賞は、審査員による審査結果に基づいて選考します。現在、約270名近くの審査員にご協力いただき、賞選考を進めています。選考過程・結果はクロージングで発表するとともに、迅速に大会ウェブサイトに掲載します。
第30回年次大会webサイト
https://www.anlp.jp/nlp2024/X(旧Twitter) @anlpmeeting
https://twitter.com/anlpmeeting学会に関する問い合わせ先
中西印刷株式会社内 言語処理学会事務局
〒602-8048 京都市上京区下立売通小川東入ル
e-mail: nlp@nacos.com
ニュースレター担当
大熊智子 (理事・旭化成)
e-mail: okuma.td@om.asahi-kasei.co.jp