言語処理学会第30回年次大会(NLP2024)は,2024年3月11~15日の期間,5日間の日程で開催いたします.チュートリアルは3月11日午後1時に開始,本会議は3月11日午後4時半から14日午後7時までの4日間です.現在,現地とオンラインのハイブリッド開催の形態で準備を進めています.現地とオンラインの両方から参加し,発表・聴講・議論をすることができます.(ただしオンライン参加者は現地ポスター発表と交流イベントには参加できません)
大会スローガンは「30年のプロンプトから未来を創造する」です.ChatGPTを始めとする大規模言語モデルの登場により,自然言語処理は前例のない激動の時代を迎えています.言語処理学会30周年を記念した節目の大会で,これまでの30年の蓄積を振り返り,この30年を「プロンプト」として,未来の自然言語処理を創造する場としたいと考えています.
口頭発表では,現地・オンライン問わず,ご自身のPCからZoomに入って画面を共有する形で発表いただきます.質疑は現地参加者は口頭で,オンライン参加者は参加者限定Slackワークスペース内の各セッションのチャンネルを通して行います.Zoomのチャット・挙手などのインタラクション機能は利用しません.なお,今回投稿数が599件と,前回と同様,非常に件数が多いため,口頭発表につきましては,前回と同じく一発表あたりの時間を18分に短縮させていただくこととなりました.詳しくは大会発表要項をご覧ください.
ポスターを現地で発表する場合,割り当てられた区画にA0サイズ縦のポスターを掲示し発表していただきます.ポスターをオンラインで発表する場合,オンライン参加者も現地にいる雰囲気で発表・インタラクションできることを目的とし,ポスター会場に設置されたディスプレイ付きのPCにZoomで接続して発表いただきます.オンラインでのポスターの向きは横を推奨します.
○大会𝕏(旧Twitter)アカウント(@anlpmeeting)
https://twitter.com/anlpmeeting
年次大会に関する情報発信・ご意見・ご感想などにはハッシュタグ #NLP2024 をご利用ください.
本大会は言語処理学会アンチハラスメントポリシーに従って開催します.
2024年 3月 11日(月)- 3月 15日(金)
3月 11日(月) | 13:00- | チュートリアル,本会議 第1日,スポンサーイブニング |
3月 12日(火) | 09:30- | 本会議 第2日 |
3月 13日(水) | 09:30- | 本会議 第3日,懇親会 |
3月 14日(木) | 09:30- | 本会議 第4日 |
3月 15日(金) | ワークショップ |
※ 開場時間は11日が12:00,12-15日08:45です.3月15日(金)のスケジュールについては各ワークショップのWebサイト等でご確認ください.
NLP2024の参加登録の際に現地参加を希望される際や,現地参加される際には,以下の事項への同意および遵守をお願いいたします.
NLP2024:現地参加の際の注意事項 https://www.anlp.jp/nlp2024/onsite.html
神戸国際会議場に設置されているフリーWi-Fiが利用可能です.一部の会場で電源利用が可能になる見込みです.
神戸国際会議場へのアクセスには,ポートライナー,路線バス,タクシー等,公共交通機関をご利用ください.今大会ではシャトルバスの用意はありません.また朝のポートライナーはかなりの混雑が予想されるため,発表者の方は特に余裕を持ってご来場ください.
なお、以下の資料ではポートライナーの混雑状況を確認することができますので、ご参照の上、分散乗車にご協力ください。
https://www.knt-liner.co.jp/xn05/wp-content/uploads/2024/01/2311-po-congestion.pdf
通常時の交通アクセス(神戸コンベンションセンター公式サイト) https://kobe-cc.jp/ja/visitors/access/
3月13日(水)夜に,懇親会をANAクラウンプラザホテル神戸にて開催します.
3月11日(月)オープニングおよび招待論文終了後に,「スポンサーイブニング」を現地会場にて開催します.
参加者限定Slackワークスペース招待リンク・オンライン参加用Zoom会議室リンクは3月4日(月)に参加登録者宛にメールでお知らせします.
大会参加マニュアルを公開しました.大会への参加方法,発表形態,質疑応答,発表者マニュアル等を記載しております.参加者の方は,皆様ご一読ください.発表者の方は,お早めにご確認ください.
現地参加者とオンライン参加者を繋ぐ手段として,また多くの人が同時に議論に参加する手段として,参加者限定Slackワークスペースを大いに活用する予定です.是非ご参加ください.
(一財)神戸観光局・神戸コンベンションビューロー
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神戸観光局(Feel Kobe) | 神戸コンベンションビューロー |
<人・夢・ことば>で織りなす株式会社サン・フレア |
大会の発表論文に対して,スポンサーが独自に賞を授与します.今大会での授賞は14件です.受賞者(発表論文)は,本会議最終日(3月14日)のクロージングで発表されます.授賞予定のスポンサーは,下記の通りです(ランク順,ランク内は申込順).
日本電気株式会社 |
SB Intuitions株式会社 |
LINEヤフー株式会社 |
株式会社サイバーエージェント |
富士通株式会社 |
株式会社 PKSHA Technology |
株式会社リクルート |
Kotoba Technologies, Inc. |
株式会社日立製作所 |
Money Forward |
SmartESG(シェルパ・アンド・カンパニー株式会社) |
株式会社メルカリ |
(株)博報堂テクノロジーズ |
株式会社Helpfeel |
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日本電気株式会社 | SB Intuitions株式会社 |
当大会での発表,聴講,企画等の参加には参加登録が必要です.参加登録には,登録期間に応じて,事前登録,直前登録,当日登録があります.いずれも参加登録用ウェブサイトのみで受け付けます.
年次大会参加登録の受付はすべて終了しました.
会員種別,申込時期によって,以下の参加費をいただきます. [特定商取引法に基づく表示]
事前登録 | 直前登録 | 当日登録 | |
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一般会員 | 12,000 円 ※1 | 18,000 円 ※1 | ー |
学生会員 | 3,500 円 ※1 | 7,000 円 ※1 | ー |
非会員(一般) | 24,000 円 ※2 | 30,000 円 ※2 | 33,000 円 ※2 |
非会員(学生) | 8,000 円 ※2 | 12,000 円 ※2 | 14,000 円 ※2 |
※1 ... 不課税,※2 ... 税込
(当日登録に一般会員・学生会員の設定はありません)
参加手続きや支払いに関する問い合わせは,下記にお願いいたします.
言語処理学会30周年を記念し,通常の招待講演を特別招待講演とし,記念大会にふさわしい講師の先生にご講演いただきます.特別招待講演は2件,行います.うち3月14日(木)の特別招待講演について,学会の YouTube チャンネルを通じて講演(質疑を除く)を一般公開します(一般公開はライブ配信のみとなります.アーカイブの一般公開は行いません).参加登録の有無に関わらず,どなたでもご覧いただけます. 【言語処理学会 ANLP YouTube Channel(ライブ)】
3月11日(月)午後に,4件のチュートリアルを行います.チュートリアル資料は順次,参加者限定Slackワークスペースで限定公開しています.
本会議内に以下の6件のテーマセッションを設けます.発表申込方法は本会議内の一般セッションと同じです.開催日時は,大会プログラムの公開時(2024年2月7日)に発表します.
提案者 | |
須藤 克仁 | (奈良先端科学技術大学院大学) |
小町 守 | (一橋大学) |
梶原 智之 | (愛媛大学) |
三田 雅人 | (サイバーエージェント/東京都立大学) |
大規模言語モデル(LLM)の急速な普及により,人間のことばの運用はLLMとの協働という新たな局面を迎えている.この協働には,LLMが生成することばを人間が評価・修正する,人間が生み出すことばをLLMが評価・修正する,という二つの面がある.ここでの評価の適切さは協働の成果物としてのことばの品質担保につながるのみならず,人間・LLM共にことばの能力の向上指針としても重要である.本テーマセッションでは,人間・計算機双方のことばの評価に関わる幅広い話題についての発表を募り,知見や技術を共有し,議論を深めることを狙う.
提案者 | |
坂地 泰紀 | (北海道大学) |
酒井 浩之 | (成蹊大学) |
和泉 潔 | (東京大学) |
高村 大也 | (産業技術総合研究所) |
新谷 元嗣 | (東京大学) |
渡部 敏明 | (一橋大学) |
木村 泰知 | (小樽商科大学) |
中川 慧 | (野村アセットマネジメント) |
Chung-Chi Chen | (産業技術総合研究所) |
石野 亜耶 | (広島経済大学) |
欅 惇志 | (一橋大学) |
言語処理技術の進化とともに,金融・経済ドメインにおけるテキスト分析の研究領域は拡大している.金融機関においても,決算短信,有価証券報告書,アナリストレポートや新聞記事などの金融・金融テキストを対象とした分析は,投資判断や経済動向の把握,業務効率化に不可欠な要素となりつつあり,その重要性は増している.過去のテーマセッションにおいても,この分野における数多くの発表と議論が交わされた.さらに近年,大規模言語モデルの発展にともない,テキスト分析の研究,実務応用のニーズが一層強まっている.そこで,これらの技術を踏まえてさらなる金融・経済分野の言語処理技術の発展のため,NLP2024においてもテーマセッションを企画する.
提案者 | |
狩野 芳伸 | (静岡大学) |
阪本 浩太郎 | (横浜国立大学 / BESNA研究所) |
山内 匠 | (デジタル庁) |
山田 寛章 | (東京工業大学) |
吉岡 真治 | (北海道大学) |
法ドメインのタスクはテキストに依る比重が大きく,言語処理技術との親和性が高い.日々の業務で産出されるテキストの増加により,言語処理技術を用いた支援のニーズは高まっており,応用・基礎の両面で研究開発が活発になっている.近年では,企業法務での普及が進み,公的組織においても民事判決情報データベース化や法制事務デジタル化が取り組まれている.そこで,法ドメイン言語処理に関する発表を募り,タスク設計・データセット構築・方法論・評価手法をはじめとして,研究の方向性や応用のあり方を議論する場を設ける.なお,本セッションでは言語処理技術の応用・基礎から社会的・倫理的課題の検討まで幅広い発表を募集する.言語処理分野の研究者に限らず,法学・人文科学系研究者からの発表も歓迎する.
提案者 | |
上田 亮 | (東京大学) |
谷口 忠大 | (立命館大学) |
中村 友昭 | (電気通信大学) |
橋本 敬 | (北陸先端科学技術大学院大学) |
栗林 樹生 | (MBZUAI) |
岩村 入吹 | (北陸先端科学技術大学院大学) |
鈴木 麗璽 | (名古屋大学) |
大規模言語モデルが言語処理分野全体に爆発的な影響を与え,AGIとしての「知能」の設計論が大本命とされる中,それがモデリングし,その「知能」の源泉たる言語資源自体が持つ構成性や分布意味論,そしてそれが現実世界を表現できる根拠(記号接地/創発)については明らかになっていない.今,NLPは書かれた/話された言語を機能主義的に取り扱うフェーズから,言語そのものを支えるダイナミクスの計算論的理解という新たなフェーズへと漕ぎ出す境界線に立っている.言語創発や記号創発ロボティクス,共創的言語進化といった領域はまさにそれを問う構成論的な研究分野である.こうした背景の下,テーマセッションを契機として構成論的研究分野間の交流を促進し,方法論や問題意識を共有し合う場とすることを狙う.
提案者 | |
大内 啓樹 | (奈良先端科学技術大学院大学) |
東山 翔平 | (情報通信研究機構) |
久本 空海 | (MIERUNE) |
浅原 正幸 | (国立国語研究所) |
乾 孝司 | (筑波大学) |
井之上 直也 | (北陸先端科学技術大学院大学) |
大滝 啓介 | (豊田中央研究所) |
大西 拓一郎 | (国立国語研究所) |
大向 一輝 | (東京大学) |
小木曽 智信 | (国立国語研究所) |
菊澤 律子 | (国立民族学博物館) |
北本 朝展 | (ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター) |
近藤 泰弘 | (青山学院大学) |
齋藤 玲 | (東北大学災害科学国際研究所) |
進藤 裕之 | (奈良先端科学技術大学院大学) |
高田 祐一 | (奈良文化財研究所) |
高田 智和 | (国立国語研究所) |
寺西 裕紀 | (理化学研究所) |
橋本 雄太 | (国立歴史民俗博物館) |
廣田 雅春 | (岡山理科大学) |
松田 裕貴 | (奈良先端科学技術大学院大学) |
松村 結衣 | (Helpfeel) |
宮川 創 | (国立国語研究所) |
村脇 有吾 | (京都大学) |
持橋 大地 | (統計数理研究所) |
森 信介 | (京都大学) |
若宮 翔子 | (奈良先端科学技術大学院大学) |
人間活動と事物・事象の関わりを「地理空間」の観点から探求する学問分野は多い.地理学をはじめ,歴史学や文化人類学の研究テーマであり,諸問題を発見・解決するための道具立てとして,空間統計やシミュレーション,地図化などの数理・情報科学的アプローチが用いられる.この学際性の高い領域で,「ことば」は種々の対象を表現する分野横断的な存在である.「地理空間」の視点を踏まえながら「ことば」を計算機上で扱う方法論を確立することによって,分野融合領域のさらなる発展が期待される.このような背景のもと,本テーマセッションでは「ことば」と「地理空間」に関心を寄せる研究者・実務者が一堂に会する場を提供する.工学および地理情報科学分野に加え,人文学分野からの発表も歓迎する.
提案者 | |
永田 亮 | (甲南大学) |
大関 洋平 | (東京大学) |
大谷 直輝 | (東京外国語大学) |
川崎 義史 | (東京大学) |
高村 大也 | (産業技術総合研究所) |
持橋 大地 | (統計数理研究所) |
深層学習により,従来は難しかった言語学的な研究が可能になり,そうした研究が増えている.また,言語学でもデータを用いた実証的な研究が盛んになりつつあり,深層学習や自然言語処理によるサポートが有益となる場面も少なくない.前回の年次大会では,ワークショップ「深層学習時代の計算言語学」が開催され,言語学,自然言語処理双方の立場から,自らが持つ課題や技術に関する議論が行われた.一年のときを経て,本テーマセッションでは,深層学習/自然言語処理と言語学を融合させた研究の発表の場を提供することを目的とする.関連する研究発表を広く募集するとともに,深層学習,自然言語処理,言語に関連する様々な分野からの聴講参加を歓迎する.
ワークショップ4件を3月15日(金)に開催します.
ワークショップの内容・発表方法等,詳細はそれぞれのワークショップの提案者が開設するWebサイト(下記)でご確認ください.会場情報は【大会プログラム】に掲載しています.
提案者 | |
奥村 紀之 | (神戸松蔭女子学院大学) |
田附 敏尚 | (神戸松蔭女子学院大学) |
安保 武志 | (神戸市企画調整局) |
岩﨑 謙二 | (三田市スマートシティ推進課) |
岸本 博樹 | (三田市スマートシティ推進課) |
納 翔一郎 | (株式会社トラストバンク) |
東 宏一 | (株式会社 Groove Designs) |
Webサイト |
本ワークショップでは,自治体におけるChatGPTの活用状況,問題点,失敗事例などを自治体代表者,関連学術機関,関連企業が情報共有することを目的としている.特に,自治体という枠組みでの制約条件の下,ChatGPTのような生成AIを活用するためにはどのような問題があるのか,どのようにクリアできたのか,できていないのかといった自治体ごとの事例を持ち寄り,プレゼンテーション,パネルディスカッションを行うことで,2024年度での活用につなげていきたい.また,自治体と言語処理の研究者の接点を設けることで,より深い利用につなげたり,独自サービスの開発につなげたりするなどの活動を創発していきたい.
提案者 | |
飯田 大貴 | (株式会社レトリバ) |
岩倉 友哉 | (富士通株式会社/奈良先端科学技術大学院大学) |
笠井 淳吾 | (Kotoba Technologies, Inc./ Toyota Technological Institute at Chicago) |
小島 熙之 | (Kotoba Technologies, Inc.) |
小町 守 | (一橋大学) |
古宮 嘉那子 | (東京農工大学) |
田村 晃裕 | (同志社大学) |
二宮 崇 | (愛媛大学) |
平岡 達也 | (富士通株式会社) |
水木 栄 | (株式会社ホットリンク) |
Webサイト |
ChatGPTに代表される多様なタスクが実施できる生成AIが公開され,従来では考えられなかった規模で,自然言語処理技術の認知度が上がり,利用されるようになった.このような背景を受け,日本では,LLM-JPや富岳LLMに代表されるように,産学官の垣根を超えて協力し生成AIの開発が進められている.今後もこの流れが続くと予想されるが,より良い技術開発のためには,立場の違いから生じる考え方や視点の違いを理解することが重要と考えられる.本ワークショップでは,「生成AIに関する産学官の役割とそれぞれへの期待」および,「生成AIのための自然言語処理技術」,「個別タスクに対する生成AIの影響」,「生成AIによる社会環境の変化」を中心に産学官の視点から議論・共有する場とする.
提案者 | |
浅原 正幸 | (国語研) |
大村 舞 | (国語研) |
河原 大輔 | (早稲田大学) |
久保 隆宏 | (AWS) |
坂口 慶祐 | (東北大学) |
柴田 知秀 | (LINEヤフー/SB Intuitions) |
松田 寛 | (株式会社リクルート/Megagon Labs) |
宮尾 祐介 | (東京大学) |
Webサイト |
自然言語処理における各種タスクのモデルを訓練,評価,分析するためには,注釈付きコーパスや大規模言語モデル(LLM)などの言語資源が必要不可欠である.英語を中心に多くの言語資源が構築,公開されているが,日本語では多くない.この状況は,日本語における自然言語処理の迅速な発展を阻害する要因となっている.本ワークショップでは,日本語における言語資源の構築方法そのものに加えて,LLMなどのモデル構築方法,タスクの複合化,利用性を高めるためのライセンス設定など,言語資源の普及および応用を容易にするための研究について集中的に議論する.これによって,日本語言語資源の構築,公開の流れを加速し,日本語自然言語処理のさらなる発展および生産性向上につなげていきたい.
提案者 | |
吉野 幸一郎 | (理化学研究所) |
谷口 忠大 | (立命館大学) |
持橋 大地 | (統計数理研究所) |
河原塚 健人 | (東京大学) |
松嶋 達也 | (東京大学) |
品川 政太朗 | (奈良先端科学技術大学院大学) |
小林 一郎 | (お茶の水女子大学) |
Webサイト |
大規模言語モデル(LLM)が登場して以降,様々な分野でその能力を活用する可能性についての議論が進みつつある.LLMは既存の言語処理関連タスクの性能を向上させるだけでなく,実世界の様々な問題において言語を活用するための嚆矢となり得る存在と認知されている.とりわけ,画像情報処理やロボティクスなどの分野では,大規模言語モデルの実世界応用とそれに合わせた新しい問題定義が議論されている.本テーマセッションではそうした新しい問題を対象として,画像情報処理,ロボティクスなどの分野でLLM活用を行っている研究者と,自然言語処理の分野内で実世界応用に興味を持つ研究者が一同に会し,活発な議論を行うことを目的とする.また,自然言語処理のコミュニティ内でこれからの実世界応用に興味を持つ研究者に対して,分野の橋渡しを行う機会を提供することを目指す.
【大会プログラム】で予稿集を公開しています.なおチュートリアル資料は,参加者限定Slackワークスペースで限定公開しています.
なお,ACL関連の会議を含む多くの国際会議にはAnonymity Periodが設定されております.3月4日の論文公開日がAnonymity Period中に該当する場合は,NLP2024での発表論文をそれらの国際会議に投稿することは,国際会議の投稿規約に抵触する可能性があります.前回の年次大会では,NLP2023での発表論文をACL2023に投稿しても問題がないという整理になりましたが(*),本年次大会だけで決定できる問題ではありませんので,最終的には各自で判断してください.情報の更新などがあれば今後アナウンスします.
→ ACLは2024/01/12にAnonymity Periodを廃止しました(https://www.aclweb.org/portal/content/report-acl-committee-anonymity-policy).ただし,投稿論文についてSNS等で過度に宣伝しないようご注意ください.
* 下記のページの「Q: Can I dual-submit my work to a conference/workshop where the work will be included in non-refereed proceedings volumes?」を参照のこと(https://2023.aclweb.org/faq/#anonymitynon-archival)
お問い合わせは次のメールアドレスにお願いいたします.
第30回年次大会の表彰一覧はこちらです.
特に優れた論文には,優秀賞,若手奨励賞を授与します.言語処理学会年次大会の規定をご覧ください.
若手奨励賞は,「年次大会の開催年の4月1日において満30歳未満のもの」を対象とし,主に当該研究論文と第1著者の将来性を評価し,第1著者(人)に対して贈られる賞です.
選考対象者は以下の要件に該当する必要があります:
a. 2024年4月1日において満30歳未満のもの
b. 過去に若手奨励賞を受賞していないこと
c. 口頭・ポスター発表を問わず,”No show” でないこと
対象者に該当する方は,発表申込の際にその旨申告していただきますようお願いします.
注1:授賞対象は第1著者のみで,第2著者以降の共著者は授賞対象に入りません.
注2:稀なケースとして,同年に同一第1著者の2つ以上の論文が若手奨励賞に選出された場合,当該複数論文を併記の上,一回のみ授賞することになります(論文ではなく第1著者に対する賞という理念に基づく措置).
これまでの年次大会において,言語処理学会と言語資源協会(GSK)との共同事業により,優れた言語資源を作成したと認められる論文に対して言語資源賞を授与してきましたが,言語資源賞のリニューアルのため,NLP2024での表彰はお休みし,NLP2025から再開します.
今大会から,発表論文の中で言語資源を作成し公開している場合,または近日中に公開予定の場合,発表申込の際にその言語資源の情報を記入していただきます.提供していただいた言語資源の情報は言語資源データベースとして公開します.また,その中から優れた言語資源を選定して言語資源賞を授与し,次回の年次大会(NLP2025)で表彰します.
前回大会に準じ,発表論文の4%程度を「委員特別賞」として大会委員長名義で表彰します.「新規性」や「有用性」に関連する観点を大会賞とは独立に設定し,それらの観点で光るものを大会委員で選出する方針です.
大会の発表論文に対して,スポンサーが独自に賞を授与します.今大会での授賞は14件です.受賞者(発表論文)は,本会議最終日(3月14日)のクロージングで発表されます.授賞予定のスポンサーは,下記の通りです(ランク順,ランク内は申込順).
日本電気株式会社 |
SB Intuitions株式会社 |
LINEヤフー株式会社 |
株式会社サイバーエージェント |
富士通株式会社 |
株式会社 PKSHA Technology |
株式会社リクルート |
Kotoba Technologies, Inc. |
株式会社日立製作所 |
Money Forward |
SmartESG(シェルパ・アンド・カンパニー株式会社) |
株式会社メルカリ |
(株)博報堂テクノロジーズ |
株式会社Helpfeel |
271名の方に大会賞審査にご協力いただきました.(受賞論文はこちら)
大会賞審査員(氏名の公表に同意いただいた方のみ.順不同):
Francis Bond | 中俣 尚己 | 中川 奈津子 | |
中村 誠 | 五十嵐 陽介 | 内海 彰 | |
内田 ゆず | 加藤 祥 | 加藤 恒昭 | |
北村 雅則 | 千葉 庄寿 | 大関 洋平 | |
宮川 創 | 宮田 玲 | 寺井 あすか | |
小木曽 智信 | 小林 暁雄 | 小林 のぞみ | |
小磯 花絵 | 山口 昌也 | 山本 和英 | |
岡 照晃 | 峯島 宏次 | 嶋田 和孝 | |
川崎 義史 | 川田 拓也 | 影浦 峡 | |
木山 幸子 | 柏岡 秀紀 | 柏野 和佳子 | |
栗林 樹生 | 横野 光 | 欅 惇志 | |
欅 リベカ | 永田 亮 | 河野 誠也 | |
浅原 正幸 | 田中 牧郎 | 白井 清昭 | |
神崎 享子 | 竹内 孔一 | 若林 啓 | |
藤田 早苗 | 西田 京介 | 角森 唯子 | |
近藤 泰弘 | 近藤 明日子 | 近藤 悠介 | |
郡司 隆男 | 金丸 敏幸 | 鈴木 彩香 | |
黒田 航 | Arseny Tolmachev | 上原 邦昭 | |
乾 孝司 | 乾 健太郎 | 井之上 直也 | |
佐々木 稔 | 内元 清貴 | 内海 慶 | |
原 一夫 | 古宮 嘉那子 | 吉岡 真治 | |
吉川 将司 | 吉永 直樹 | 塚越 駿 | |
大村 和正 | 大熊 智子 | 宮尾 祐介 | |
小原 京子 | 山崎 貴宏 | 山田 寛章 | |
岡 佑依 | 岩倉 友哉 | 平尾 努 | |
平岡 達也 | 持橋 大地 | 新里 圭司 | |
木村 泰知 | 村田 真樹 | 村脇 有吾 | |
東山 翔平 | 松崎 拓也 | 松本 裕治 | |
松林 優一郎 | 林 良彦 | 柴田 千尋 | |
梶原 智之 | 森田 一 | 植田 暢大 | |
横井 祥 | 橋本 力 | 櫻井 成一朗 | |
武田 浩一 | 清丸 寛一 | 清野 舜 | |
渡辺 太郎 | 濱口 拓男 | 相田 太一 | |
矢田 竣太郎 | 坪井 祐太 | 竹内 和広 | |
笹野 遼平 | 西田 典起 | 谷中 瞳 | |
酒井 浩之 | 金山 博 | 高岡 一馬 | |
Fei Cheng | Chenhui Chu | Benjamin Heinzerling | |
Sheng Li | Van-Thuy Phi | 菅原 朔 | |
Peinan Zhang | 上垣外 英剛 | 丹羽 彩奈 | |
久保 陽太郎 | 亀甲 博貴 | 佐々木 翔大 | |
佐藤 敏紀 | 南 泰浩 | 南條 浩輝 | |
吉野 幸一郎 | 品川 政太朗 | 土屋 雅稔 | |
増市 博 | 壹岐 太一 | 大野 誠寛 | |
奥村 学 | 宇田川 拓真 | 小川 泰弘 | |
小林 颯介 | 小林 一郎 | 小林 悟郎 | |
小町 守 | 尾上 康雅 | 山田 育矢 | |
山田 一郎 | 岡崎 直観 | 庵 愛 | |
数原 良彦 | 斉藤 いつみ | 本多 右京 | |
村上 聡一朗 | 村山 友理 | 村岡 雅康 | |
松田 寛 | 柴田 知秀 | 栗田 修平 | |
橋本 敦史 | 河原 大輔 | 渡邉 研斗 | |
濵園 侑美 | 石垣 達也 | 石本 祐一 | |
磯沼 大 | 竹澤 寿幸 | 菊池 悠太 | |
西崎 博光 | 西村 良太 | 西田 光甫 | |
賀沢 秀人 | 重藤 優太郎 | 野本 忠司 | |
鈴木 久美 | 鈴木 潤 | 長谷川 拓 | |
関 和広 | 馬 春鵬 | 高山 隼矢 | |
高村 大也 | 高瀬 翔 | 高道 慎之介 | |
鴨井 遼 | 鶴岡 慶雅 | 江里口 瑛子 | |
中岩 浩巳 | 中川 哲治 | 中澤 敏明 | |
乙武 北斗 | 二宮 崇 | 加藤 誠 | |
吉田 稔 | 土田 正明 | 塚田 元 | |
奥 健太 | 奥村 紀之 | 宇津呂 武仁 | |
富士 秀 | 小田 悠介 | 岡田 真 | |
岸田 和明 | 帖佐 克己 | 延澤 志保 | |
後藤 功雄 | 杉山 一成 | 村上 浩司 | |
松本 和幸 | 森下 睦 | 橋本 和真 | |
永田 昌明 | 江原 暉将 | 田村 晃裕 | |
相澤 彰子 | 福田 悟志 | 篠田 一聡 | |
綱川 隆司 | 美野 秀弥 | 藤田 桂英 | |
藤田 篤 | 貞光 九月 | 越前谷 博 | |
鈴木 正敏 | 阿辺川 武 | 阿部 香央莉 | |
難波 英嗣 | 須藤 克仁 | 三浦 康秀 | |
三田 雅人 | 中山 祐輝 | 井上 昂治 | |
井佐原 均 | 佐藤 志貴 | 内田 諭 | |
出羽 達也 | 原島 純 | 吉川 克正 | |
吉田 光男 | 坂地 泰紀 | 堂坂 浩二 | |
大内 啓樹 | 大橋 厚元 | 大竹 清敬 | |
太田 健吾 | 平野 正徳 | 徳久 良子 | |
杉山 弘晃 | 東中 竜一郎 | 松原 茂樹 | |
桂井 麻里衣 | 森 純一郎 | 榊 剛史 | |
橋本 泰一 | 水上 雅博 | 水本 智也 | |
江原 遥 | 清田 陽司 | 渋木 英潔 | |
濱崎 雅弘 | 狩野 芳伸 | 田中 翔平 | |
田森 秀明 | 臼田 泰如 | 船越 孝太郎 | |
若宮 翔子 | 荒木 雅弘 | 荒牧 英治 | |
赤崎 智 | 赤間 怜奈 | 馬 青 | |
駒谷 和範 | 高橋 哲朗 | 黃 尹柔 |
「スポンサー展示」を現地会場にて開催します.産学連携について,インターンシップ・リクルーティングについて,研究開発の現場について,研究開発者のキャリアについて,ざっくばらんに話せるチャンスです.ぜひ,気になるスポンサーの展示ブースを積極的に訪問してください.「スポンサー展示」の概要は以下の通りです.
2024 年 3 月 11 日(月)16:00 - 18:40 |
2024 年 3 月 12 日(火)09:30 - 19:00 |
2024 年 3 月 13 日(水)09:30 - 18:00 |
2024 年 3 月 14 日(木)09:30 - 16:10 |
3階レセプションホール・5階ホワイエ
展示会場配置図 [PDF版]
「スポンサーイブニング」を現地会場にて開催します.まずA会場(メインホール)にてスポンサーから参加者のみなさんに一言メッセージをお送りします.その後,3階と5階のスポンサー展示会場でスポンサー交流会を開催します.お気軽にご参加ください.「スポンサーイブニング」の概要は以下の通りです.
2024年3月11日(月)18:40〜20:00(オープニング,招待論文終了後)
※事前申し込みなどは必要ありません.当日,A会場へご参集ください.
1階:A会場(メインホール) |
3階・5階:展示会場 |
スポンサー展示出展スポンサー43団体のうち42団体が,一言メッセージに登壇します.トーク中にはスポンサーごとのスライド投影もありますのでそちらも楽しみにしてください.
会長挨拶とスポンサーの一言メッセージは,オンラインでも配信する予定です.
無料
大会参加者であればどなたでも参加できます.(20歳未満の飲酒は法律で禁止されています)
参加する方は,ぜひ,気になるスポンサーのブースを積極的に訪問してください.このイベントをきっかけに,スポンサーと参加者との交流が少しでも増えれば幸いです.
「懇親会」を現地会場にて開催します.概要は以下の通りです.
2024年3月13日(水)19:00-21:00
立食
一般会員 | 8,000円(税込) |
賛助会員 | 8,000円(税込) |
非会員(一般) | 8,000円(税込) |
学生会員 | 4,000円(税込) |
非会員(学生) | 4,000円(税込) |
ダイヤモンド | プラチナ | ゴールド | シルバー | |||
---|---|---|---|---|---|---|
料金 | 110万円 | 22万円 | 11万円 | 5.5万円 | ||
1) | ロゴ(Webのみ) | 特大 | 大 | 中 | 小 | |
2) | ロゴ投影 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
3) | 現地会場でのロゴ掲出 | ○ | × | × | × | |
4) | 展示(現地会場) | ○ | ★ | ★ | × | |
5) | 冠スポンサー | ★ | ★ | × | × | |
6) | 大会参加 | 10名 | 4名 | 2名 | 1名 |
★:追加料金をいただきます(特典の説明文をご覧ください).上限数のある特典については,同着の場合は,スポンサーランクが上位の団体様を優先いたします.
※参加者限定Slackワークスペース内に,スポンサー団体が共用利用できるチャンネルを開設します.
※懇親会のスポンサー優先参加枠はありません.
※「出版社スポンサー(書籍展示のみ)」は募集しません.
※プログラム冊子は作成しません.よって,冊子への広告・ロゴ掲載の特典はありません.
※感染症対策ならびにSDGsへの配慮から,実行委員会からの配付物は最小限にとどめ,物品等配布用スペースは設置いたしません.展示ブースをお持ちでない団体様については,チラシ等はSlackでの電子版配布をご検討ください.
ロゴ(Webのみ)
大会Webサイトにおいて,ご希望のリンク先へのリンクを張ったロゴを表示します.ロゴの大きさはスポンサーの種類によって異なります.同じ種類のスポンサー内での表示の順番は,基本的に申し込み順によって決定します.
※参考までに,ロゴは以下のページのように掲載されます.
https://www.anlp.jp/nlp2023/#sponsor
ロゴ投影
大会Webサイトのスポンサー一覧と同等のものを,(オープニング,特別招待講演等の)全体セッション前の休憩時間に,現地会場のプロジェクタに投影します.オンライン参加者に向けても,同じタイミングで表示(画面共有)します.
現地会場でのロゴ掲出(ダイヤモンドスポンサー特典)
ロゴを現地会場に掲出します(入場ゲート看板,メイン会場の舞台看板を予定).
展示(現地会場)(ダイヤモンド・プラチナ・ゴールドスポンサー特典)
年次大会開催中に,現地会場にブースを設け,展示を行うことができます.
ダイヤモンドスポンサー:スペシャルブースをご用意します.スペシャルブースは標準ブースの4倍相当の広さです.出展にあたり追加料金はいただきません(スポンサー料金に含みます).
プラチナ・ゴールドスポンサー:展示には標準ブース11万円,大型ブース22万円の追加料金をいただきます.大型ブースは標準ブースの2倍相当の広さです.
※スポンサーイブニング(現地開催)の参加には展示ブースの確保が必要です(お申し込みが上限数に達するなどして展示ブースの確保ができない場合,スポンサーとしてのスポンサーイブニングへの参加はできません).
※物品等配布用スペースは設置いたしませんので,チラシ等の配布は,展示ブースを確保したスポンサーのみが行えます.
お申し込みは1月19日(金)まで承ります.なお会場の都合上,出展のご希望が上限数に達し次第,募集を終了します.先着順であることにご注意ください.
冠スポンサー(ダイヤモンド・プラチナスポンサー特典)[茶菓スポンサー新設]
特定の項目に絞った「冠スポンサー」にお申し込みいただけます.
<冠スポンサーの種類と料金>
茶菓スポンサー(16.5万円): 休憩所に準備するお菓子・飲み物のスポンサーです(お菓子・飲み物の内容については大会が決定します).大会Webサイトにて,スポンサー名が参加者にわかるように表示・発表いたします.また,茶菓コーナーにスポンサー名を掲示いたします.(先着3口,3口での申込可)
スポンサー賞(11万円):大会の発表論文に対して,スポンサーが独自に賞を授与できます.大会Webサイトにて,スポンサー名が参加者にわかるように表示・発表いたします.
どちらも申し込み数が上限に達し次第,募集を終了します.先着順であることにご注意ください.
大会参加
ランクごとの特典人数まで,無料で大会にご参加いただけます.現地参加,オンライン参加のいずれも可能です.
大会初日(3月11日)に行われるオープニング,招待論文セッション終了後,「スポンサーイブニング」を現地開催いたします.上記「展示」にお申し込みくださいますとスポンサーとしてご参加(ご登壇)いただけます.スポンサーから大会参加者へのアピールの場としてご活用ください.
大会初日(3月11日)以降,請求書を送付いたします.4月末日までに代金の振込みをお願いいたします(振込手数料は振込人にてご負担ください).事前支払いをご希望の場合は別途お問い合わせください.なお,請求書払が難しい場合のみクレジットカード決済を承ります.上記以外のお支払い方法はご利用いただけないため,ご注意ください.
スポンサー応募締切 | 2024年02月29日(木) |
より詳細な募集案内(PDF版)を掲載しました.応募方法・応募先は,募集案内(PDF版)をご覧ください.不明点など,下記担当までお気軽にお問い合わせください.
言語処理学会年次大会スポンサー募集のご案内(2023年10月25日更新)
こちらの 特定商取引法に基づく表示(スポンサーの募集) をご参照ください.