言語処理学会第22回年次大会ワークショップ
「論文に書かない(書けない)自然言語処理」
更新情報
- 2016年2月12日(金):プログラムを公開しました.
- 2015年12月24日(木):発表申込受付を開始いたしました.
開催趣旨
自然言語処理研究の第一の成果物は論文であり,研究者集団の中における知見の共有は,まず,論文に記述されていることを通じて行われます.一方では,論文には書かない,あるいは書けない種類の,自然言語処理研究に潜在的に有益な知見が存在することも事実であり,そのような知見は,研究室などの研究組織単位で,暗黙的に共有されていることが多いように思われます.本ワークショップでは,そのような暗黙的な知見を共有する機会を設けることによって,自然言語処理研究の更なる発展を狙います.そのような知見は言語化しづらく,またある意味では研究組織の競争力の潜在的な源泉となるため,共有が難しいことも事実ですが,ワークショップを通じ,そのような知見を少しでも共有することは価値のあることであると提案者は考えます.
本ワークショップでの研究発表には,例えば,以下の主題が含まれます:
- 研究そのものではなく研究指導や研究室運営などに関する知見や工夫.
- 自然言語処理研究を教授する際の工夫
- 研究室のセミナーや勉強会を運営する際の工夫
- 投稿する会議の選定方針
- 研究テーマの設定方針
- 企業との共同研究の際の工夫
- 研究においてうまくいかなかった事例 (Negative Result) とそこから得られた知見
- 前処理や実験における暗黙の仮定や工夫
なお,本ワークショップでは,打ち解けた雰囲気の中での率直な議論を奨励するべく,特に予稿の提出は求めない予定です.ワークショップでの発表をお申し込みいただく際には,300文字程度の概要をお送りいただき,これによって本ワークショップの焦点から著しく外れた発表ではないか判断させていただくことを考えています.
スケジュール
- 発表申込受付開始:2015年12月24日(木)
- 発表申込受付締切:2016年1月29日(金)
- プログラム公開:2016年2月12日(金)
- ワークショップ:2016年3月11日(金)
プログラム
こちらをご覧ください.
発表申し込み
発表申込は締め切られました.
- 発表時間は,発表15分,質疑10分を予定しております.なお,最終的な発表時間は,発表申し込み件数によって前後することをご承知いただければと思います.
- 本ワークショップでは予稿の提出を求めません.なお,ご提出いただいたタイトル,概要の著作権につきましては,本会議と同様に,言語処理学会に帰属します.
- なお,どうしても予稿を提出なさりたいという方がいらっしゃいましたら,ご自身のウェブサイト等に予稿をアップロードしていただき,そちらへ本ワークショップのウェブサイトからリンクを貼る形態とさせていただきます.その旨を申し込み時にご要望欄にお書きいただくか,あるいはオーガナイザまでメールにてご連絡ください(本メール末尾のお問い合わせの節をご覧ください).
- 発表される方は年次大会へのお申し込みをお願いいたします.
参加申し込み
年次大会参加費にワークショップ参加費が含まれますので,年次大会へのお申し込みをお願いいたします.
開催情報
- 日時:2016年3月11日(金)
- 場所:宮城県仙台市青葉区 仙台国際センター 会議棟2F
オーガナイザ
- 西川仁(東京工業大学)
- 岩倉友哉(富士通研究所)
- 高村大也(東京工業大学)
- 徳永健伸(東京工業大学)
連絡先
nlp2016ws [atmark] googlegroups.com