アンチハラスメントポリシー

制定日: 2023年12月1日

一般社団法人言語処理学会(以下、本会)では、会員・非会員の区別なく、全ての参加者が自由かつ対等にアイデアと意見の表明・交換・議論を行う場を提供することで、自然言語処理、計算言語学および関連分野の学術と産業の発展に寄与することを目的としています。そのため、本会が主催する年次大会、セミナー、シンポジウム等のイベントにおいては、いかなるハラスメント行為も上の目的を妨げるものとして容認しません。


本会が主催するイベントの参加者には、イベントの運営員(会員・非会員を問わず)も含まれます。イベントでの発表者・聴講者からの、運営員へのハラスメント行為も容認しません。


ハラスメントに該当すると思われる不快な行為を受けた、あるいは目撃された場合は、下の連絡先まで電子メールで申し立ててください。連絡いただいた内容および連絡者に関する機密は適切に保護されます。本会理事会では、該当案件が発生するごとに集中的に議論する委員会を組織し、同委員会にて具体的な対応を協議します。また、対面・オンライン等の形態を問わず、各イベントの開催責任者は、悪質なハラスメントを行う参加者に対して、警告を行い、またその場で参加権を剥奪し退去させる権限を有するものとします。併せて、本会でも当該ハラスメント行為に対する処分を行う場合があります。


ハラスメント行為には、イベント内での特定の参加者に向けられる嫌がらせ・差別・侮辱・脅迫・人格攻撃等の言動だけでなく、許可を得ない撮影や録音、対象者が居ない場所・SNS等でその尊厳や評判を貶める行為も含まれます。また、イベントの進行に対する妨害行為、および先述の申し立てを不当に行う行為も含まれます。


科学的な議論においては、時として、間違いや誤解・無知の指摘など受け手には厳しく感じられる批判も必要となります。本ポリシーはこれを妨げるものではありませんが、必ず根拠や具体的な例に基づき、建設的な議論を行ってください。研究の価値など相対的なものを一方的に否定することや、発表者・質問者の尊厳を損なう言動はハラスメントとなります。


皆様のご理解とご協力をお願いいたします。


連絡先:anti-harassment [at] anlp.jp
この連絡先の受信者は、以下の本会理事です。いずれかの理事に個別に相談・申し立てをしていただいてもかまいません。

  • 1. 柴田 知秀 (tomohide_shibata [at] anlp.jp)
  • 2. 徳久 良子 (ryoko_tokuhisa [at] anlp.jp)
  • 3. 船越孝太郎 (kotaro_funakoshi [at] anlp.jp)
( [at] を@に、全角アンダーバー_を半角アンダーバー_に変更した上で、メールをご送信ください。)

連絡者(申立人)の身元は、適切な委員会が組織されるまでは、最初の受信者以外には明かされません。委員会の構成員は、原則として理事会役員の中から、連絡者に不利益がないよう慎重に選出します。