言語処理学会ニュースレター
Vol. 20 No. 2 (2013年8月21日発行)
目次
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言語処理学会第19回年次大会報告
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第19回年次大会 プログラム委員会からの報告
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言語処理学会第19回通常総会報告
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第19回年次大会 優秀賞・若手奨励賞の選考について
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2012年度論文賞について (既報)
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第20回年次大会について
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第1回から第19回までの年次大会予稿集の公開について
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賞の英文名
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その他のお知らせ
□言語処理学会 第19回年次大会報告
第19回年次大会実行委員長・実施委員長
佐藤理史 (事業担当理事・名古屋大学)
◯ 場所・期日
言語処理学会第19回年次大会は,名古屋大学 (愛知県名古屋市)において,次の通り開催されました.
チュートリアル 2013年3月12日(火)
本会議 2013年3月13日(水)〜15日(金)
◯ 内容
プログラム委員会からの報告をご覧ください.
◯ 参加状況
事前受付 472名
当日受付 164名
招待者 8名
合計 644名
◯ 総括
言語処理学会第19回年次大会を,名古屋大学 (愛知県名古屋市)において,2013年3月12日(火)から15日(金)にかけて開催しました.参加者は,事前受付472名,招待者8名,当日受付164名の計644名(No Showの19名を含む)で,例年通り,盛況な大会となりました.
今回の年次大会から立案・実施体制を見直し,事業理事を中心とした大会実行委員会の下に,プログラム委員会と現地実施委員会を配置し,チュートリアルの無料化,招待論文講演の開催,ポスター発表のプロモーションなど,いくつかの新しい基軸を打ち出しました.
会計的には,渉外担当理事のご努力により,スポンサーが順調に集まり,大会収入の約1/4を占めるまでに至りました.また,チュートリアルの無料化には,学会本体の活性化基金からのサポートを受けました.参加費は,ほぼ例年並に据え置きましたが,これらの収入増により,黒字決算となりました.
この数年,年次大会の参加者は,コンスタントに600名を越えるようになり,大会運営は,難しくなりつつあります.プログラム委員の皆様,現地実施委員会の皆様,さらには,参加者の皆さまの御協力により,今回の年次大会を無事終了できたことに,感謝致します.
□第19回年次大会 プログラム委員会からの報告
プログラム委員長
徳永健伸 (東京工業大学)
第19回年次大会は,3月12日から15日まで名古屋大学で開催され,昨年とほぼ同じ644名の参加者を得て,盛況のうちに終了しました.参加者の皆様,大会の企画・運営に御尽力いただきました皆様に厚く御礼を申し上げます.
以下は大会のプログラムの概要です.
○本大会
論文発表 (3月13-15日):246件
ポスター発表 |
128件 |
口頭発表(一般) |
98件 |
テーマセッション発表 (20件) |
|
1 : コーパスアノテーションの可能性と共有化 |
9件 |
2 : 防災・減災・災害時における言語処理 |
7件 |
3 : 医療における自然言語処理の資源とアプリケーションの整備に向けて |
4件 |
○招待講演
一杉裕志氏 (産業技術総合研究所) (3月13日)
「人間の知能再現に向けて,大脳皮質の動作原理解明を目指しませんか?」
金水敏氏 (大阪大学) (3月14日)
「役割語研究の現在」
○招待論文講演 (3月14日)
鍜治伸裕氏 「言い換えと逆翻字を用いた片仮名複合名詞の分割」
原島純氏 「テキストの表層情報と潜在情報を利用した適合性フィードバック」
今村賢治氏 「小規模誤りデータからの日本語学習者作文の助詞誤り訂正」
○チュートリアル (3月12日)
「言語処理研究におけるソフトウェアの開発と公開」
岡崎直観氏(東北大学),吉永直樹氏(東京大学),工藤拓氏(グーグル株式会社)
「テキストアノテーション:現状と今後の方向性」
飯田龍氏(東京工業大学)
「言語処理の後先(あとさき):意味はどこから来てどこへ行くのか」
齋藤洋典氏(名古屋大学)
「組合せ最適化入門:線形計画から整数計画まで」
梅谷俊治氏(大阪大学)
今年度は以下のような新しい試みをいくつか実施しました.
・オープニングセッション
大会の開始を明確にするためにオープニングセッションを設け,発表の申し込み状況や会場に関する情報を提供しました.
・発表申し込みと論文投稿の一本化
従来,別々におこなっていた発表申し込みと予稿集論文投稿を一本化し,発表申し込みと同時に論文のカメラレディを投稿するようにしました.
・口頭発表とポスター発表の比率の見直し
過去4年間,年次大会の発表件数が増加の一途をたどっており,昨年度は口頭発表を6セッション並列におこなって3日間でなんとかこなせる数でした.プログラムに余裕を持たせるために,今年度はポスター発表の活用を積極的に呼びかけた結果,皆様のご理解・ご協力のおかげで昨年2:1であった口頭発表とポスター発表の比率が1:1になり,口頭発表のセッションの並列度を4に下げることができました.昨年度に比べると余裕があるプログラムになったのではないかと思います.
・CD-ROMの廃止
従来,作成していたCD-ROMを今年度から廃止し,事前に指定したURLから予稿集をダウンロードしていただくことにしました.これによって,予稿集作成に必要な時間が短縮できると同時に経費も削減することができました.
・招待論文講演
2012年度の優秀論文賞に選ばれた論文の第一著者を年次大会に招待し,受賞論文の内容について講演をお願いしました.
このような試みには功罪があると思いますが,会場での印象では概ね好評だったのではないかと思います.年次大会は本学会会員にとって重要な情報交換の場となっており,今後も発展させていきたいと考えています.ご意見やご提案がありましたら学会までお寄せいただければ幸いです.
□言語処理学会第19回通常総会報告
白井清昭 (総務担当理事)
・日時: 2013年3月14日(木) 13:40〜14:40
・場所: 名古屋大学東山キャンパスIB 大講義室
・出席者: 57名,有効委任状 174名
まず,中岩会長より挨拶がありました.続いて,第18回年次大会最優秀賞1件,優秀賞4件,若手奨励賞5件の授賞式が行われました.また,2012年度論文賞の受賞論文3件のうち,最優秀論文賞の受賞論文が公表され,最優秀論文賞1件,論文賞2件の授賞式が行われました.
続いて,出席数が定足数を満たすことを確認し,第19回通常総会が開催されました.中岩会長が議長として選出され,以下の議題の審議が行われました.
・2012年度 事業報告
中岩会長,徳永理事,佐藤理事より,資料「第19回通常総会」に基づいて2012年度の事業報告があり,その内容が承認されました.
・2012年度 決算報告,監査報告
資料「第19回通常総会」に基づき,田口理事より2012年度の決算報告,浦谷監事よりその監査報告があり,いずれの内容も承認されました.
・2013年度 事業計画
中岩会長,徳永理事,佐藤理事より,資料「第19回通常総会」に基づいて2013年度の事業計画の説明があり,その内容が承認されました.
・2013年度 予算案
田口理事より,資料「第19回通常総会」に基づいて2013年度予算案について提案があり,その内容が承認されました.
・討論内容
言語処理学会に投稿された論文が不受理になる条件について質問がありました.
編集委員長より,編集委員会で審議し,査読があまりにも困難であると判断された場合に不受理になることがあるとの説明がなされました.
□第19回年次大会 優秀賞・若手奨励賞の選考について
第19回年次大会プログラム委員長
徳永健伸(東工大)
言語処理学会年次大会優秀賞は,年次大会において,論文の内容およびプレゼンテーションに優れたものと認められた発表論文に与えられる賞です.また,優秀賞のうち特に優れたものがあれば,最優秀賞として選定されます (言語処理学会年次大会優秀賞規定).同様に,若手奨励賞は,年次大会において,論文の内容およびプレゼンテーションに優れたものと認められた発表論文の発表者であり,かつ,以下の条件を満たす者に与えられる賞です(言語処理学会年次大会若手奨励賞規定).
・年次大会の開催年の4月1日において満30歳未満のもの
・講演者として登録かつ講演を行ったもの
・過去に優秀賞を受賞していないこと
・過去に若手奨励賞を受賞していないこと
昨年までは若手奨励賞の対象者がプログラムに明記されていないため,若手奨励賞の受賞資格の本人申請が必ずしも行われていない,座長以外は若手奨励賞の対象者が分からないので一般参加者からの推薦が難しいという問題があり,今年は若手奨励賞の対象者をプログラムに明記することにしました.今年度は153件の論文が若手奨励賞の対象論文となりました.
大会賞の選考のための内規では「優秀賞の中で特に評価の高いものを0件から2件の範囲で最優秀賞とする.優秀賞は全発表件数の約2%を目安とする.若手奨励賞の受賞者は数件(上限は5件)」と規定されており,今大会でもこれに基づいて選定を進めました.今回の年次大会では246件の発表がありましたので,優秀賞の授賞件数は5件を目安としました.
前回大会に引き続き,少人数の選考委員会を組織し,慎重な議論を重ねた上で選定を行いました.各授賞論文には議論で合意された授賞理由が付記されます.また,責任を明確にするために,最終選考に関わる委員の名前を公表します.ただし,最終的な責任は委員長の徳永が負うものとします.
選考プロセスは次の通りです.まず,各セッションの座長および一般参加者から優秀賞および別に述べる若手奨励賞の推薦を募りました.その結果,36件(うち優秀賞候補20件,若手奨励賞候補24件,両方の候補8件)の論文への推薦が集まり,これらを選考の対象としました.選考は1 次選考と最終選考の2段階で行いました.
1次選考では,選考委員となるプログラム委員からのbiddingに基づいて上記36件の論文を3つのグループに分け,各グループに7〜8名,計22名の選考委員を割り当てて審査しました.今回は昨年のように分野別にグループ分けするのが困難だったため,全体を3つのグループに分け,分野A(言語学・心理学系)の論文をグループ1に集め,その他はランダムに割り当てることにしました.
各選考委員は4〜5件の論文を担当し,各論文に対して,総合評価 (6段階),新規性 (6段階), 有用性 (6段階),推薦理由を提出します.グループ主査は選考委員の審査結果に基づいて論文を順位付け,各グループにおいて優秀賞候補4件,若手奨励賞候補4件を目安として順位付き候補リストを作成します.この結果,優秀賞候補10件と若手奨励賞候補14件 (両方の候補は5件) が最終選考へ進みました.また最終選考委員会の委員長は,利益相反を考慮し,関根先生にお願いしました.
最終選考では,8名の委員からなる大会賞最終選考委員会を組織し,上記10件の優秀賞候補論文を全員で審査しました.全選考委員による重み付き投票および遠隔会議による討議の結果,4件を優秀賞として推薦することとしました.これは授賞件数の目安5件を下回りますが,全員での協議の結果,4件を選ぶということで合意されました.上記4件のうち, 特に高い評価を集めた上位1件を最優秀賞として推薦することとしました.
若手奨励賞については,最終選考では,1次選考で推薦された14件(うち5件が優秀賞候補をかねる)の中から,全選考委員による重み付き投票と討議の結果,まず優秀賞に選ばれた3件を除き,最終的に5件を若手奨励賞に選定しました.
第19回言語処理学会年次大会優秀賞最終選考委員会
関根聡 (委員長,NYU/楽天技研)
岩倉友哉 (富士通研)
荻野紫穂 (日本IBM)
木村泰知(小樽商科大)
徳久良子(豊田中研)
Graham Neubig (奈良先端大)
山田一郎(NHK)
渡辺太郎(NICT)
■最優秀賞(1件)
A5-3 劣モジュラ最大化アルゴリズムを用いた文抽出と文圧縮に基づくクエリ指向要約
○森田一 (東工大),笹野遼平,高村大也,奥村学 (東工大)
文書要約では,従来,文抽出および文圧縮は別々の問題として捉えられてきましたが,必ずしも最適な要約が得られるとは限りませんでした.本論文では,劣モジュラ性を有する目的関数上で文抽出と文短縮を同時に実施する新しいアルゴリズムを提案しています.劣モジュラ最大化アルゴリズムは文抽出で提案されている手法ですが,文圧縮もモデルに組み込み,動的計画法に基づくアルゴリズムで構文木から部分木を効率よく求めています.日本語の要約実験結果では,LinとBilmes (2011) による従来法を上回る性能を示しており,提案手法の有効性が示されています.従来法の自然な拡張であり,今後の文書要約のスタンダードとなりうる方式の一つであると思われます.
■優秀賞(3件)
P3-11 オートエンコーダにおける単語ベクトルの学習
○島岡聖世,山本風人,乾健太郎 (東北大)
この論文は深層学習に構文情報を用いるUnfolding Recursive Autoencoder(URA) における単語ベクトルの学習についての考察と提案を行っています.単語ベクトルは深層学習において非常に重要な役割を果たしていますが,通常は構文情報を利用しない言語モデルなどの学習で使用されています.本研究では,まずURAの中で単語ベクトルの変動を許す学習を行ってみますが,実験では学習が安定せず,発散します.この問題を解決するために,言語モデルと同じ結果となるように出力側に制約を加えた学習法を提案し,発散の問題を解決しています.実験的評価で単語ベクトルと既存の知識ベースとの相関が向上することを示しています.オートエンコーダの有用性が示されており,新規性と将来性を高く評価します.
P6-4 談話レベルの推敲支援のための人手修正基準
○飯田龍,徳永健伸 (東工大)
小論文などの文章を談話的な観点から推敲する技術の開発に取り組んでおり,文内の構成素の配置などを談話レベルで修正する基準を提案しています.談話レベルの推敲作業では,文章を構成する最小の単位となる談話単位に文章を分割し,あらかじめ定義されたラベルを付与することで,修正作業の単純化に成功しています.アノテーションのデータは,高校生の書いた小論文120記事を専門家が人手修正したデータを作成しており,高く評価できます.また,アノテーションデータを用いた談話単位の分割実験では,高い精度を得ており,実用性が高いといえます.現時点の成果は,推敲支援として利用できる段階に至っていないものの,実験において,問題点を明らかにしており,今後の発展が期待されます.
P1-6 Double-Arrayを利用した高速かつコンパクトなngram言語モデルの構築手法
○安原誠,田中透,乗松潤矢,山本幹雄 (筑波大)
Double-Array言語モデルにおいて,モデルパラメータをcheck値を保存する領域に埋め込み,また,単語ID順序の決定方を工夫することにより,コンパクトかつ高速なngram言語モデルを実現しています.関連する手法との比較の結果,既存手法とメモリサイズ,探索速度を総合的に見て,同等以上の性能を実現しており,実用性の高い研究です.
■若手奨励賞(5件)
B5-2 名詞句の内部構造を考慮したキーワードのスコア付け
村脇有吾(京大)
本論文は,複数の単語で構成される名詞句に対して重み付けを行う新しい手法を提案したものです.名詞句内の単語間の係り受け関係を考慮したedge-score と,単語列の出現頻度を考慮したspan-scoreを利用することにより,名詞句に対して適当な頻度を分配してtf-idf法を拡張しています.単語と比較し出現回数が少ない名詞句に対する重み付け問題の解決につながる手法の一つであり,多様なアプリケーションに応用可能な基礎技術として,今後の発展が期待されます.
D2-5 聞き手の感情を喚起する発話応答生成
長谷川貴之(東大)
本論文では,聞き手の感情を喚起する応答を生成する手法を提案しています.対話において聞き手の感情に与える影響という問題意識は新しく,今後重要な切り口になりうると考えられます.経験主義的にできることの範囲では非常にスマートな解法になっており,今後が期待されます.実際に聞き手に感情が生起するかどうか,対話としてどのくらい自然な応答が生成されたかなど,今後,実験を重ねて,さらに興味深い研究になることを期待します.
P2-13 テキストアノテーションにおける視線と操作履歴の収集と分析
光田航(東工大)
本論文では,テキストアノテーション作業において,アノテータの視線と操作履歴を収集することによって,アノテータの判断の根拠の記録・分析が試みられています.従来の研究では,タグの解説やタグ付けの例文が残されていますが,アノテータが判断に迷った点・タグの設計やその見直しに関する議論などに関するデータは残されていませんでした.この研究は,そうしたデータを記録し学術的に探究する試みとして,新規性が非常に高いものです.今回の結果では,分析の一部が示されていますが,今後の有用性も期待できます.アノテーションのプロセスの解明に関して,今後の言語処理研究に貢献するテーマです.
D2-2 “良い実況者” に着目したTwitter からのスポーツ速報生成
久保光証(東工大)
本研究は,スポーツの試合状況を迅速に伝える良い実況者に着目した速報生成手法を提案したものです.この手法では,ツイートストリームから,選手名と対象スポーツの用語のキーワードペアのバーストを検出し,バースト状態のキーワードペアを含むツイート集合から速報として用いるツイートを選択します.速報の選択においては,対象ツイートの内容だけでなく,その発言者が以前に投稿したツイートの内容を考慮する手法を提案し,より良い速報を選択することに成功しています.この方法は,目的に合わせてキーワードを定義することで,他のイベント速報生成にも適用可能であり,今後の応用が期待されます.
C6-1 否定の焦点コーパスの構築と自動検出器の試作
大槻諒(山梨大)
「単に書かれてある事象が否定されているか」ということだけでなく,そのうちどこが否定されているかというところまで焦点に当てており,事象抽出だけでなく含意関係認識など様々な応用において重要な基礎研究であると考えられます.アノテーションの仕様書や実際のアノテーション結果などは公開される予定であり,このデータを利用することで他の研究者も焦点の同定や否定表現に関する研究を行えるため波及効果も高いと考えられます.否定の焦点の自動検出の手法はヒューリスティックな手法で精度自体もまだ低いですが,今後のこの分野の研究の発展性が期待されます.
□2012年度論文賞について (既報)
隅田英一郎(NICT)
1)2012年9月14日に,論文賞を会員にとって更に魅力的なものとするとともに,積極的な論文投稿を促すために,編集委員会で議論を重ね,理事会において論文賞制度を改定しました.
http://www.anlp.jp/guide/renewal-award.html
2)この制度改定に従って,編集委員会で選定作業を行い,下記3論文に決しました.
(最優秀論文賞)
タイトル: 「言い換えと逆翻字を用いた片仮名複合名詞の分割」
著者: 鍜治 伸裕,喜連川 優
発行号: 19巻2号(通常号)
(論文賞)
タイトル: 「テキストの表層情報と潜在情報を利用した適合性フィードバック」
著者: 原島 純,黒橋 禎夫
発行号: 19巻3号(通常号)
(論文賞)
タイトル: 「小規模誤りデータからの日本語学習者作文の助詞誤り訂正」
著者: 今村 賢治,齋藤 邦子,貞光 九月,西川 仁
発行号: 19巻5号(特集号)
3)受賞の栄誉をたたえ,受賞論文の内容を広く学会員で共有するため,各受賞論文の第一著者に2013年3月の大会のプレナリーセッションで講演していただきました.
4)各受賞者のお言葉とお写真が下記に掲載されていますので,是非ご覧ください.
http://www.anlp.jp/award/ronbun-words.html
□第20回年次大会について
言語処理学会第20回年次大会の開催予定は以下の通りです.
日時: 2014年3月17日の週
場所: 北海道大学
詳細が決まりましたら
http://www.anlp.jp/ で順次お知らせいたします.
□第1回から第19回までの年次大会予稿集の公開について
年次大会の予稿集を公開しています.発表論文のPDFファイルを閲覧できます.
(招待講演,併設ワークショップの予稿は除きます.)
http://www.anlp.jp/guide/nenji.html#past_proceedings
□賞の英文名
論文誌ならびに年次大会の各賞の英文名が理事会にて以下のように決められました.
[論文誌]
最優秀論文賞: The best paper award (first place) YYYY (Vol.XX)
論文賞: The best paper award YYYY (Vol.XX)
※ YYYYには西暦,XXは巻の番号が入ります.
[年次大会]
最優秀賞: The best paper award (first place) of the XX-th annual meeting of the association for natural language processing
優秀賞: The best paper award of the XX-th annual meeting of the association for natural language processing
若手奨励賞: The young researcher award of the XX-th annual meeting of the association for natural language processing
※ XXには大会の通算回数が入ります.
□その他のお知らせ
- 会誌「自然言語処理」特集号
「コーパスアノテーション -新しい可能性と共有化にむけての試み -」
論文募集
http://www.anlp.jp/home/topic130528.html
- 別刷り費用削減キャンペーン(延長)
http://www.anlp.jp/home/topic130508.html
- 学生会員の会費割引キャンペーン(延長)
http://www.anlp.jp/home/topic130415.html
学会に関する問い合わせ先
中西印刷株式会社 言語処理学会事務局
〒602-8048 京都市上京区下立売通小川東入ル
e-mail: nlp (at) nacos.com
ニュースレター担当理事
颯々野 学 (ヤフー株式会社)
e-mail: msassano (at) yahoo-corp.jp