言語処理学会入会のご案内

近年, 言語処理に関する理論・アルゴリズム・システムの研究の重要性が高まってきています. わが国のこの分野の研究はすでに30年以上の歴史をもっており, 研究発表は急速に増加して来ています.
言語のもつ個別性と普遍性とを考慮する立場からの言語処理研究の重要性も増し, 言語学, 計算機科学の研究者が共通に議論する場も求められています. アメリカ, ヨーロッパ, アジア諸国においても同様な状況にあります.
アメリカを中心として The Association for Computational Linguistics (ACL)があり, ヨーロッパには ACL の European Chapter が作られ, それぞれ活発な活動を行っています.
このような状況に鑑み, 私たちは, わが国の言語処理の研究成果発表の場として, また国際的な研究交流の場として, 1994年4月1日「言語処理学会」(The Association for Natural Language Processing (NLP)) を設立しました.
そして, 密度の高い議論のできる場としての学会を形成するために, その活動対象範囲を以下のように定め, 目標を明確にすることといたしました.
  • 音韻論, 形態論, 構文論, 意味論, 語用論, 記号論, 計量言語学, 計算言語学, 心理言語学, 対照言語学, 認知言語学, 社会言語学
  • 計算辞書学, ターミノロジー, 電子化辞書, テキストデータベース, ドクメンテーション
  • 言語処理アルゴリズム, 言語処理用ハードウェア・ソフトウェア, 解析・生成システム, 言語理解, 対話理解, 音声理解, 談話理解, 音声言語処理
  • ワードプロセッサ, 機械翻訳, 情報検索, 対話システム, 自然言語インターフェース, ハイパーテキストなど
主な学会活動は次のとおりです.
  1. 優れた研究論文を集めた会誌「自然言語処理」を年4回発行する. 原則として, 日本語または英語の論文で, 頁数の制限は行わない.
  2. 年1回の口頭発表を中心とする大会を行う.
会誌「自然言語処理」を通じて学問的成果を論文の形で発表し, 日本の自然言語処理の成果を集約することを第一の目的といたします. したがって, 質の良い論文を多数定期的に出すことを重要と考え, 迅速な査読を行います.
このような言語処理研究の活動の場を設けることにより, この分野の学問の発展, 応用技術の発展と普及, 国際的なレベルでの研究者・技術者・ユーザ相互間のコミュニケーションと人材の育成をはかる機関とすべく活動してまいります.

会員の種別と年会費(1月〜12月)は以下のとおりです. (特定商取引法に基づく表示)
  1. 正会員........................................................... 8,000円
    (ただしシニア会員は4,000円)
  2. 学生会員(ただし博士課程学生を含む)........... 4,000円
  3. 賛助会員※.............................................一口 50,000円

※言語処理学会の機関誌『自然言語処理』では自然言語処理に関する多様な話題につきまして、「学会記事」の掲載を始めています。 賛助会員の皆様が所属される企業,組織の観点から,自然言語処理に関する話題がございましたら、ご寄稿いただくことが可能です。
投稿は申し込み順となります。たとえば、賛助会員の皆様の研究開発自体の重要性などの位置づけ、どのような研究開発トピックになぜ取り組んでいるのか、実用での具体例などをお気軽にご寄稿いただけましたら幸いです。


会誌「自然言語処理」は 1994 年 10 月に創刊しました.論文投稿を随時受け付けます. 投稿に際しては, 別紙の会誌原稿執筆案内をご覧ください.
  • 正会員,学生会員,賛助会員の入会受付
    新規会員登録ページ
    【学生会員の新規入会に関して】
    学生会員として新規入会される場合は,卒業予定年度の入力と,学生証の写しのアップロードの両方が必要です. 上記の新規会員登録ページでの指示に従い,必ずご入力ください.
    【個人情報の取り扱いに関して】(プライバシーポリシー
    頂いた個人情報につきましては,言語処理学会が責任を持って管理し,学会の運営並びに会員への名簿配布,当会開催事業のお知らせに必要な範囲内で利用させて頂きます.また,会員相互の研究上の利便性をはかり,会の運営を円滑にする為,当学会の会員に公開することがあります.当学会は,協力会社に一部業務を委託しており,その業務に必要な個人情報を預託する事があります.個人情報の開示,訂正または削除を希望される場合は,下記お問い合わせ先までご連絡下さい.
    【会計年度について】
    言語処理学会の会計年度は1月〜12月です.年末に入会申込をされる方はご注意下さい.次年度入会も承ります.例えば,3月開催の年次大会参加のために前年12月以前に入会申込をされる場合,参加予定の年次大会の開催年を入会年度とすることができます.
    【賛助会員への特典】
    2025年度(2025年1月〜)より当学会Webページでの賛助会員名の掲載、また口数に応じたロゴの掲載を開始いたします。内容は以下の通りです。

    - 1口以上:会員名掲載(リンク付与可)
    - 3口以上:ロゴ(小)+会員名掲載(リンク付与可)
    - 6口以上:ロゴ(中)+会員名掲載(リンク付与可)
    - 10口以上:ロゴ(大)+会員名掲載(リンク付与可)
    - 20口以上:ロゴ(特大)+会員名掲載(リンク付与可)

     ※ 会員名の掲載はご許可をいただける場合、ロゴの掲載はロゴのご提供と掲載のご許可をいただける場合に限ります。掲載のご許可がない場合には会員名・ロゴは掲載いたしません。
     ※ 掲載順は上記の口数範囲ごとに、会員名の五十音順とします。

    再編後の賛助会員特典は以下の通りです(今回の変更点は 4. と 5. です)
    1. 年次大会に招待コードを使って参加できます(参加費不要,賛助会員1口につき1名分).
    2. 年次大会スポンサーに早期申し込みできます.
    3. 会誌『自然言語処理』に掲載される「賛助会員記事」(※)に寄稿できます.
    4. 言語処理学会が開催するセミナーに会員価格で参加できます(口数に応じた指定の人数まで).
    5. 当学会Webページに会員名、また口数に応じてロゴを掲載できます.
    ※ 会誌『自然言語処理』では自然言語処理に関する多様な話題につきまして,「学会記事」の掲載を始めています.賛助会員の皆様が所属される企業,組織の観点から,自然言語処理に関する話題がございましたら,ご寄稿いただくことが可能です.投稿は申し込み順となります.たとえば,賛助会員の皆様の研究開発自体の重要性などの位置づけ、どのような研究開発トピックになぜ取り組んでいるのか,実用での具体例などをお気軽にご寄稿いただけましたら幸いです.
  • 諸手続き:
    会員専用ページの「学会からのお知らせ」欄に,諸手続きの詳細を掲載しています.

  • シニア会員の申し込み
    65歳以上で20年以上会員であるか,70歳以上で10年以上会員である正会員は,シニア会員になり年会費の減免を受けることができます.この条件を満たし,シニア会員になることを希望される方は,申込用紙(ワード形式, PDF形式)にご記入の上,生年月日が分かる書類(運転免許証のコピーなど)を添付して,郵送にて以下まで申し込んで下さい.
     中西印刷株式会社 学会部内 言語処理学会事務局
     〒602-8048 京都市上京区下立売通小川東入ル

    申込用紙一式が9月15日までに事務局に到着し,条件を満たすことが確認できた場合に,年会費の減免は翌会計年度から適用されます.申し込みの結果は電子メールにて通知します.

  • その他お問い合わせ全般
     中西印刷株式会社 学会部内 言語処理学会事務局
     〒602-8048 京都市上京区下立売通小川東入ル
     TEL: 075-415-3661 FAX: 075-415-3662 E-mail: